嘘をつく人にみられる病気と対処法を心理的要因から解説する – Mistory[ミストリー]
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嘘をつく人にみられる病気と対処法を心理的要因から解説する

あなたの周りには嘘をつく人はいますか??もしくは自分自身が嘘をついてしまうことがあり、罪悪感を感じていませんか?人は多かれ少なかれ嘘をついてしまうものですが、中には慢性的に嘘をつく人もいます。嘘をつくことが習慣になっている場合、もしかすると、心理的な要因や精神疾患が関係しているかもしれません。本記事では、嘘をつく人の心理、関連する病気、その対処法について詳しく解説します。

嘘をつく心理5選

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嘘をつく理由はさまざまですが、一般的に次のような心理的要因が関与しています。

1.自己防衛のための嘘

人は自分を守るために嘘をつくことがあります。例えば、怒られたくない、責任を逃れたい、恥をかきたくないといった理由から、事実を隠したり歪めるなどです。これは幼少期、育った環境もひとつの要因として考えられます。このような習慣は、無意識かつ当たり前のものとして行われる傾向にあり、自分で気づくことが難しいのも事実です。

2.自己顕示欲や承認欲求

自分を良く見せたい、注目を浴びたい、他人より優位に立ちたいという欲求から嘘をつくこともあります。例えば、学歴や仕事の実績を誇張する、収入を偽るなどが該当するでしょう。過去に、自分が認められてこなかったことが関係していると考えられます

3.人を操作するための嘘

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他者をコントロールしようとする人は、意図的に嘘をつくことがあります。これは、ビジネスや恋愛関係、友人関係の中で見られることが多い傾向です。自分の自己中心的な欲求を満たすために、第三者を使ったり嘘のうわさ話を流したりして人を操作してきます。

4.悪意のある嘘

他人を騙して利益を得ようとする嘘もあります。これは、詐欺師や犯罪者がよく使う手口です。もちろん、一般の人の中にも他者をあざむくことに快感を覚える人がいます。悪意のある嘘は、積み上げた信頼関係をたやすく崩してしまうものです。

5.無意識の嘘

意識的に噓をつく人もいれば、中には自分が嘘をついていることを自覚せず、虚言を繰り返す人もいます。無意識がゆえに本人に罪悪感はなく、むしろ正当性を持っている場合もあるほどです。これは「虚偽性障害」や「反社会性パーソナリティ障害」といった病気と関連していることがあります。

嘘をつくことに関連する精神疾患

嘘をつくことが病気と関連している場合、次のような精神疾患が考えられます。
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