実は悪口を言わないために必要な事は我慢ではなく、その時に合った行動をする事なのです。この記事では、悪口を言ってしまう原因と具体的な行動方法、悪口の上手な受け流し方についてメンタルヘルスマスターの筆者がお伝えしていきます。
悪口を言ってしまう4つの原因
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まずは悪口を言ってしまう原因についてお伝えしていきます。悪口を言ってしまう原因には自分だけはなく他人も関係していたり、様々な要因が絡んでいる事も多いです。どのような理由で悪口を言ってしまっているのかを把握する事は、自分自身をより細かく理解する事にも繋がります。
1,悪口を言わずにストレスを発散する方法がない
一番多いのがこの問題なのではないでしょうか。他人や環境に対する不満などを誰かが理解してくれると、とてもすっきりした感覚や安心感に包まれますよね。人に話すとその場でストレスを解消できる事も多いので、嫌な事があったらすぐ悪口を言ってしまっている人も多くいるでしょう。
2,周りに悪口を言う人が多くいる
仲の良い友人や一緒に行動を共にしている人が頻繁に悪口を言う人だった場合、その人に話を合わせたり一緒に悪口を言ってしまったりする事もあるのではないでしょうか。他人の悪口に対して何も言わないと気まずい空気になるような感じがしたり、自分自身が文句を言われるという不安もあったりするかもしれません。しかし他人の悪口をうまく流せず、無理して付き合い続けると苦しくなっていくばかりですよね。
3,悪口が習慣になっている
気付いたら悪口を言っている、話の大半は悪口だという人は悪口が習慣になっている場合があります。最初は悪口を言うきっかけになった出来事について話をしていたつもりが、関係のない別の悪口もどんどん出てくるようになったなんて事も少なくありません。人間は習慣になってしまうと無意識に悪口を言う回数が増え、状況が良い方向に変わっても別の悪口を探していたりする事もあります。
4,他人に対して劣等感を抱いている
「ライバル」「人気者」「美人」「性格が良い」などの人達に対して、なんかイライラしたり悪い面を探したりする事ありませんか?
筆者は夢や目標があり性格も良い友人に対してなぜかイライラする時期があり、その友人のSNSの投稿が全部自慢に感じる時もありました。そのような時はたいてい他人と自分を比較しすぎていたり、人生が充実していないように感じている事が多いです。他人への不満や悪口は時に自分が何に劣等感を感じているのかを教えてくれるものなのかもしれません。
悪口を言いたくなった時の対処法4選
まずは悪口を言いたくなった時の対処法についてお伝えしていきます。気軽にいつでも出来る方法を中心にまとめてみました。繰り返し繰り返し続けていく事で少しずつ効果が出ていきます。時や場所に応じて実践してみてください。
1,紙に悪口や不満を書いて気持ちを整理する
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悪口を言いたくなった時に、殴り書きでも良いので紙に思っている事を書き出してみましょう。ここで大切なポイントは、頭で思っている事を取り出していくイメージで書く事と自分の感情も一緒に書いていく事です。
まず頭で思っている事をそのまま文字に起こす事で、頭の中が整理されていきます。そして、「さみしかった」「苦しかった」「怖かった」「羨ましかった」など自分の奥底に隠れている素直な感情と向き合う事で、心を緩ませる事ができ悪口から少しずつ離れる事が出来るのです。