人生の悩み人間関係

HSPに友達がいない理由とは?5つの対処法と友達をつくる際の気を付けたいポイントまでHSP気質な筆者が解説

HSPとはHighly Sensitive Person(ハイリー・センシティブ・パーソン)の略で、生まれつき非常に感受性が高く、敏感な気質を持った人の事をいいます。日本人の約5人に1人がHSPであると言われており、少数派のHSPにとっては、この刺激の多い現代社会は生き辛く感じることでしょう。他人との心の境界線が薄く、相手の感情の影響を受けやすいため、対人関係において非常に疲れやすいのが特徴です。そんな人付き合いに苦手意識を持つHSPの人に向けて、HSPに友達がいない理由と5つの対処法、友達をつくる際のポイントまで、HSP気質の筆者が解説します。

HSPに友達がいない理由

image by iStockphoto

人の感情の変化に敏感で疲れやすく、対人関係に不安を抱きがちなHSP。友達が欲しいけど、人と深い関係になるのが苦手です。まずは、HSPの人に友達が出来にくい理由について具体的に解説していきますので、参考にしてみてください。

その1 人に気を使い過ぎて疲れてしまうから

HSPの人は、相手の気持ちを汲み取ることや、共感能力に長けているという特徴があります。人と話していても、無意識に相手の表情や雰囲気、声のトーンから相手の感情を読み取ろうとしてしまうので、疲れやすいのです。また、読み取った情報をネガティブに受け取る事が多いため、対人関係に苦手意識を持ってしまう人が多いでしょう。深読みし過ぎて、マイナスに捉えてしまってはもったいないので、自分のマイナスな勘はあまり信用しない方が良いかもしれません。

その2 自分の意見が言えず、何を考えているのか分からないから

image by iStockphoto

対人関係に不安を抱きがちで、人から嫌われることを恐れるあまりに、自分の意見が言えないHSPの人が多いです。人への気遣いが出来るのは良い事ですが、相手の気持ちを必要以上に汲み取ってしまうため、相手に合わせた意見しか言えなくなってしまいます。自分の意見を言わなければ、周りの人からは「何を考えているのか分からない」と思われ、友達も出来にくいでしょう。人に合わせられるのは長所でありますが、人との仲を深める為には、適度に自分の意見を言う事も大切なのです。

その3 自己肯定感が低く、人を避けてしまいがちだから

HSPの人は、自己否定が強いという特徴を持っているため、自己肯定感が低くなりがちです。また、人と比べやすく、自分の劣っている所を見つけては落ち込んでしまうでしょう。自分にも良い所がたくさんあるのに、人と比べて自分に無いものばかりを探していては、自己肯定感が下がっていく一方です。そのうちに、人と関わることが嫌になり、人を避けてしまうようになります。自分より優れている人に出会った時は、比べて落ち込むのではなく、その人の良い面を吸収するようにしてみましょう。

HSPで友達がいない場合の5つの対処法

image by iStockphoto

人付き合いは人一倍疲れるし、どちらかというと苦手だけど、決して人が嫌いという訳ではないですよね。本当は何でも話せる友達が欲しいと思っている、HSPの人も多いのではないでしょうか。今回は、HSPで友達がいない場合の対処法を5つご紹介していきます。

その1 連絡を取り合っている人だけが友達ではない

友達とは、頻繁に連絡を取り合ったり、会ったりする人の事をいうのではありません。今では連絡を取らなくなってしまった、学生時代の仲良かった人達の事も思い出してみてください。これまでの人生を振り返れば、あなたにもたくさんの友達がいる事に気づくはずです。今現在、交流がある人だけが友達という固定概念を捨てて、友達がいないなどと落ち込むことは辞めましょう。それに、本当に仲の良い友達ほど、頻繁には連絡を取らないと言ったりするものです。

その2 SNSのコミュニティに参加してみる

image by iStockphoto

現代ならではのSNSを通じて、気の合う友達を見つけることも可能でしょう。最近では、HSPの人のコミュニティが存在しており、誰でも気軽に参加することができます。SNSでの出会いは危険も伴いますが、実際にSNSを通じて友達や恋人を見つけた人もたくさんいますよね。また、仮に合わないと思う相手とも簡単に距離を置けるのが、SNS上で出会うメリットです。

次のページを読む
1 2 3
Share: