蛇が縁起いいといわれる理由は生態系から
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蛇は遙か昔から、縁起いいとされている生き物です。縁起いいといわれる理由の多くは、蛇の生態系からきています。蛇は脱皮を繰り返し成長をしていく生き物。どの種類の蛇も同じで、蛇の中で最大級の大きさを誇るアナコンダであっても、脱皮で成長をします。
脱皮の際にはこれまでに怪我をしていた部分が再生し、長期間食料を口にしなくても生きていける生命力の強さから、再生・成長・無限の象徴に。他にも、田んぼの害虫になるネズミや虫などを駆除してくれることから、豊穣の神様や雨を降らす神様としても崇められるようになった神聖な生き物ですよ。
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蛇が縁起いいといわれる6つの理由
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蛇が縁起いいといわれるのは、主に生態系からきていますが、他にも様々な理由があります。代表的なのは、蛇は神様の使いといわれますよね。神様の眷属とされるのは白蛇。蛇は古来インドでは弁天様の化身として信仰されています。眷属は実際に願いを叶えるための存在なので、蛇の中でも、白蛇に出会うと良いことがあるといわれますよ。
夢の中で白蛇に出会った次の日に宝くじを買ったら、高額当選をしたという話も珍しくはありません。日本はもちろん世界でも蛇が縁起いいといわれる理由をいくつかご紹介しましょう。
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理由1:干支の巳
十二支の干支にもなっている「巳」。十二支の語源は、草木の発生、繁茂、成熟、伏蔵などの過程を10段階にわけ順に名付けたものです。巳は旧暦の4月にあたるので、草木の繁盛の極限に到達した状態を象徴しています。そのことから、蛇は「財」を表す生き物として祀られるようになったという説もありますよ。
また、巳という漢字は胎児の形から派生しており、未来が明るい・子孫繁栄・家族円満・生命の誕生などの意味を持ちます。巳の文字を言葉にあてはめ、実(巳)入りする・実(巳)がなるとも。技術面においては身(巳)につくことから、お金が貯まりやすいといわれます。
理由2:九星気学からみた蛇
蛇は、九星気学においても縁起物になります。蛇は長い体が特徴的ですよね。四緑木星の特徴にも「長いもの」が含まれています。また、四緑木星が発するエネルギーは、「交際」なので、人間関係や人との縁という意味。それらのことから、蛇は出会いや良縁を象徴する縁起物として、吉兆を表す動物と考えられています。
他にも、蛇は金運を象徴しますよね。良縁+金運の運気を生まれ持つので、四緑木星の属性になる人は、運気が強いといわれるのです。
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理由3:風水の観点からみた蛇
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風水で、開運グッズとしても有名な蛇は「木」の気を持つとされます。割り当てられる方角は南東で、南東は対人関係や恋愛を司る方角。対人運や恋愛運を上げたい場合は、部屋の南東の方角に蛇の置物やモチーフの開運グッズを置くのがおすすめです。
他にも、お財布をパイソン柄、蛇皮にするといいといわれるのも、風水の考え方。九星気学でも四緑木星は南東の方角になるので、風水と九星気学では通ずる部分がありますよ。
理由4:青銅の蛇の逸話
ユダヤ教では、青銅の蛇という話が有名です。ヘブライ語聖書の「民数記」に記録されている話で、エジプトを離れカナンを目指す途中、飢えと渇きに耐えかねた人々が神に不満を述べます。神は怒り、毒蛇を天から降らせたのです。
許しを求めたモーセに、神は「貴方は燃える蛇を作り、それを旗さおも上につけよ。すべてかまれた者は、それを仰ぎ見れば、生きる」といったので、モーセは一つの旗さおに聖堂の蛇を作り、つけたというのが青銅の蛇の逸話です。死者を蘇らせる・治癒させる能力を持つ青銅の蛇は、実際に正教会の主教が持つ権杖に用いられていますよ。