カルマ(業)とは?消せる?正しい意味と仕組みをスピリチュアル好きの筆者が大解説! – Mistory[ミストリー]
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カルマ(業)とは?消せる?正しい意味と仕組みをスピリチュアル好きの筆者が大解説!

スピリチュアルな世界ではよく耳にするワードでもある「カルマ(業)」。カルマとは前世から引き継がれる業といわれ、ネガティブなイメージを持つ人も少なくありません。しかし、カルマ(業)の本当の意味をご存じでしょうか。本来のカルマ(業)の意味とは、少し違う部分を示しています。ここでは、そのカルマ(業)の正しい意味と仕組みをスピリチュアル好きの筆者が大解説しますよ!

カルマ(業)の正しい意味とは

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カルマ(業)の本来の意味は、「結果に結びつく行為や行動そのもののこと」。よく前世でした行いが今世に引き継がれるといわれますが、カルマ(業)の意味は「行動」のことのみを指している言葉です。また、この業は見えない力を持っていることから、業の持つ力を業力(ごうりき)ともよばれます。

スピリチュアルな世界や一般的にいわれるカルマは、この業力のことを示しているケースが多いです。そのため、因果応報のような使われ方もするようになっていますよ。

カルマ(業)は3つの種類がある

カルマ(業)は行いを示しますが、このカルマとよばれる行いは、体で何かをしたことだけを表しているわけではありません。仏教において、口で喋ることや心で何かを思うこともカルマ(業)であるといわれます。このように、身体を使って行ったことを「身業(しんごう)」、口で喋ったことを「口業(くごう)」、心で思ったことを「意業(いごう)」といい、この3つを合わせたものを「身口意(しんくい)の三業(さんごう)」というのです。

言葉には言霊といわれるように、言葉は口から発することによってエネルギーが発しますよね。言葉も行動の一種であり、心で思ったことは行動や言葉に反映されることから、行動の一種とみなされます。この業力によって生み出された世界は「業界」といわれ、私たちは一人一人違う業界を生きているとされていますよ。

カルマ(業)には共業(ぐうごう)も存在する

通常カルマ(業)は個々のものであり、阿頼耶識に蓄積される業力も個々のカルマ(業)によるものです。しかし、中には共業(ぐうごう)といって個人だけのカルマ(業)ではないものも存在します。共業は、集団無意識のカルマ(業)で、個々のカルマ(業)の集合体のことで、共業によって戦争による大量殺戮・疫病流行・大災害といった厄災が起こるのです。

阿頼耶識は個々の業力の貯蔵庫となっていますが、実は全ての阿頼耶識は繋がっているともいわれていいます。個々のカルマ(業)の強さは大像100頭よりも強いと考えられており、その強さの業力が集合体となれば、大きな厄災が結果として私たちに返ってくるのも納得できますよね。

カルマ(業)で生まれた業力は阿頼耶識(あらやしき)へ

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身口意(しんくい)の三業(さんごう)によって生まれた業は、阿頼耶識(あらやしき)といわれる場所に収まるとされています。阿頼耶識とは阿頼耶(あらや)という蔵のこと。阿頼耶識は深層心理よりももっともっと深いところにあるもので、私たちの心の根本です。

阿頼耶に蓄えられていく業は、結果として現れるまでずっと消えずに残るとされ、「業力不滅」といわれます。この業力不滅こそが、自業自得や因果応報といわれカルマ(業)が過去世から今世へと引き継がれているといわれるようになっているものです。

業界は薫習(くんじゅう)から生まれる

自らの業が作り出す業界は、なぜ生まれるのでしょうか。業界は阿頼耶識(あらやしき)に業が収まる際に、薫習(くんじゅう)されることによって生まれます。香りが物などに染みつくように、業力が何度も何度も阿頼耶識に収まる作業によって、業力が染みつくのです。

良い行いをたくさんしていれば、幸せが阿頼耶識に染みつきます。反対に、悪い行いばかりをしていれば、不幸が阿頼耶識に染みつくので、一人一人違う業界を生きているといわれるのです。

カルマを消す方法はある?

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よくスピリチュアルな世界で話題になるのが、「カルマ(業)を消す方法」ですよね。スピリチュアルな世界には様々な観点が存在するので、カルマ(業)を消す方法なども紹介されていますが、基本的にカルマ(業)は消せるものではありません。しかし、悪いカルマ(業)はどうしても消す方法がないのか、模索してしまうのが人間です。

一度作ったカルマ(業)から生まれる業力は、現実になるまで阿頼耶識に蓄積される仕組みですよね。阿頼耶識に蓄積された業力は縁によって結果が出ることで、消滅をします。先に蓄積されている業力が消化すればその業は消滅しますが、誰しもその業が消滅する頃には新しい業を蓄積させているので、カルマ(業)が消えることはありません。これは、人は悪いカルマ(業)だけでなく、良いカルマ(業)も蓄積させるからです。

カルマ(業)を知るには?

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カルマ(業)によって阿頼耶識に蓄積された業力は、いつ結果として現れるのかは不明であると同時に、カルマ(業)は決して消せないものです。そのため、生きている間に結果として表れなかった場合、順次業や順後業として現れるケースとして多いのがなんらかの恐怖症やトラウマ

輪廻転生を繰り返している間の全てのカルマ(業)を知ることは出来ませんが、今世に結果が出てきているカルマ(業)は、ヒブノセラピーやスピリチュアルな能力に優れている人の手によって、過去世のどのカルマ(業)が影響をしているかを知ることは出来ます。それを知るだけでも、今世で現れている結果に対する対処方法がわかるので、カルマ(業)に悩んでいる人は、一度信頼の置ける人に相談をしてみるのがおすすめですよ。

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