ここではソードのスートの中でも8というカードはどんな意味があるのか、絵柄やキーワードとともに解釈を見ていきます。
絵柄の解釈
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ソードの8のカードは、まず白いひもで縛られて目隠しをした女性が目に入ってくるでしょう。空は灰色で悲しげで、逃げられないと考える彼女の楽観さの欠如と孤独を表します。彼女の後ろには8本の剣。それらはまるで柵のようにも見え、目隠しの女性は今いる場所から逃げられないようにも見えます。けれどよく見てみると、足は自由で彼女を縛る白いひもは緩く結ばれているようです。
もし彼女が目隠しをとることが出来たらどうでしょうか。縛っているひもは緩く、しかも柵のように立てられている剣にはスペースが大きくあり、簡単に通り抜けられそうだということに気づくでしょう。これは思いや信念、習慣などによって考え方が固まってしまっているのでは?というアドバイスにも取れます。
罠
制限
被害者意識
ネガティブな考え
麻痺
拘束
解釈
ソードは理性や知的さ、頭を使って考えることを表すスート。ソードの8も思考に関係しています。ソードの8正位置は何か罠にかかったような、もしくはあなたを取り巻く状況が芳しくなく身動きが取れず制限されてしまっていると感じているカードです。このカードが出ているとき、あなたは被害者意識が強くなっておりはっきりとした道筋を見いだせず、フラストレーションのたまる環境にいるかもしれません。
しかし、環境のせいだと考えているところから少し離れてみるべきだとソードの8正位置は伝えています。このカードが伝えたいことは、制限しているのは環境ではなくあなた自身なのかもしれないということです。できないと思わされているのではなく、あなたができないと思っている可能性がある。このことに気づいてもらうためのいいきっかけとして現れることがあります。
さらに、ソードの8正位置は自分の人生を人任せにして自分でかじ取りをしていない場合にも忠告を出すことも。このような状況の時に自分のことを振り返るようソードの8正位置は伝えています。