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ひふみ祝詞とは?本当は危険?6つの効果や歴史・唱え方を神話好きの筆者が解説!

ひふみ祝詞の3つの現代語訳

ひふみ祝詞には3種類の現代語訳が存在しています。その1つは阿比留草文字の訳、もう1つはヘブライ語に置き換えた訳、そして一般的な解釈が進められた意訳です。どちらも1つ1つの文字に込められた言霊を考察し、作られたものなので、古の神々や人々が何を大切にして生活していたかを知ることができますよ。

その1. 阿比留草文字の訳

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「一二三四五六七八九十百千万億兆と麻を蒔きなさい。そうすれば神様と結ばれるでしょう。生命力の強い大麻をたくさん育てれば、交わる罪穢れが遠方に去り、天から与えられた田畑を汗水垂らして一生懸命に耕すことができます。」

このようにひふみ祝詞は日常的な暮らしと神の存在を結びつけることにより、日本人らしい生活や思想を込めた祝詞でもあることが分かりますね。古来では人々に生活の知恵や、健やかな精神を伝授することができる万能な祝詞として親しまれていたようです。

その2. ヘブライ語に置き換えた時の訳

「誰がその美しい女神を出すのでしょう。彼女に出て頂くために、いかなる言葉をかけたら良いのでしょう。」

「ひ、ふ、み、よ、い、む、な、や、こ、と」の数え部分をヘブライ語で書くと「Hifa mi yotzia ma naane ykakhena tavo(ハイアファ ミ ヨツィア マ ナーネ ヤカヘナ タヴォ)」となり、その和訳が上記の文になります。まるで岩戸に隠れてしまった天照大神に向けた言葉のようで、天の岩戸神話で詠われた祝詞として意味合いが合致しますね。ヘブライ語は古来の日本神話に度々登場するため、日本人のルーツはユダヤ人と同じなのではないかと言う意見もあります。

「全生物、森羅万象は壮大な恵により生かされています。そして日々の生活は日の神、月の神の慈しみによるもの。日の神、月の神は人々の苦悩や病を取り除き、悪神が取り憑くことから守り、さらに田畑に育つ穀物には豊かな実りを与え、海の魚を豊富に与えてくださいます。全ての人々が喜びと共に働き、日々を生き、飢え渇くことはありません。朝には仕事に出て日を背に汗を流し、夜に帰る喜びに感謝し、夫婦和合により子孫を繁栄させます。日の神、月の神のお出ましを祈り、信仰しましょう。」

この文章は現代人でも比較的分かりやすくひふみ祝詞を訳しているので、一般的な解釈として浸透しています。生活の流れや精神を細かく教え、神に感謝し、神の力と共生していくことが述べられていますね

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