嘘をつく人にみられる病気と対処法を心理的要因から解説する – ページ 2 – Mistory[ミストリー]
人間関係

嘘をつく人にみられる病気と対処法を心理的要因から解説する

1. 虚偽性障害(ミュンヒハウゼン症候群)

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自分が病気あることを信じ込ませるために、偽の症状を訴えたり自ら体を傷つけたりします。金銭的な利益を得ようとするのではなく、他者の興味を引くことで、心理的満足を得ようとする疾患です。

特徴

・他人の注意や同情を引くために病気やケガを装う
・自身に害を及ぼしてでも嘘をつき続ける
・病院を転々とすることが多い

2.反社会性パーソナリティ障害

この障害を持つ人は、平気で嘘をつき他人を操作しようとします。詐欺師や犯罪者の中には、このようなタイプが多い傾向にあるようです。社会のルールを守らず、他人との関係を築くことが難しいとされています。

特徴

・他人をあざむくことに罪悪感がない
・無責任で衝動的な行動をとる
・自己中心的で他人を利用する傾向が強い

3. 境界性パーソナリティ障害

周囲に対して「自分を見捨てないでほしい」と思うあまり、嘘をついて関係を維持しようとします。また、自身との向き合い方や考え方が頻繁に変わり、常に不安を抱えているところもあるようです。

特徴

・感情の起伏が激しい
・人間関係が不安定
・見捨てられたくないという恐怖から嘘をつく
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