東慶寺は縁切り寺?参拝のコツ3つや歴史をスピリチュアルに詳しい筆者が徹底解説 – Mistory[ミストリー]
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東慶寺は縁切り寺?参拝のコツ3つや歴史をスピリチュアルに詳しい筆者が徹底解説

縁切りの寺法が存在した縁切り神社・東慶寺は、悪縁や悪習慣を断ち切りたい多くの人が現在も絶えず参拝する有名なお寺。縁切り寺の代表格で、古い歴史を持っています。自力できれない縁になやんいる人には、ぜひ1度足を運んでほしいスポットです。今回は、そんな東慶寺の縁切りについてスピリチュアルに詳しい筆者が解説します。参拝のコツや縁切りの歴史について詳しくまとめているので、ぜひ参考にしてみてください。

東慶寺とは?歴史ある縁切り寺

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東慶寺は、古来より縁切り寺として有名。鎌倉時代の1285年(弘安8年)に北条貞時によって開基され、明治時代まで離縁の寺法を引き継いでいたので、離縁したい女人の駆け込み寺でした。廃仏毀釈の影響もあり、1871年(明治4年)に離縁の寺法は廃止されましたが、縁切りのご利益は今も色濃く残っています

また、誰もが気軽に参拝できるようにという配慮から、2020年より拝観料は廃止※に。参拝者に寄り添う優しい発表が話題となりました。四季折々の草花が咲く境内も美しく、現在では花の寺としても有名です。参拝の際には、ぜひ花々の癒しも授かってみてください。

※2025年現在
・北条貞時とは
鎌倉幕府第9代執権。霜月騒動や平禅門の乱などで活躍し、晩年には自らの座を息子に譲り出家

・寺法とは
各寺院がそれぞれ制定していた掟や習慣。東慶寺における縁切りの寺法は幕府公認のもの

・廃仏毀釈とは
神道国教化政策に伴い勃発した仏教排斥の運動

東慶寺は男子禁制?明治時代までは徹底した尼寺だった

東慶寺は縁切りの寺法が廃止になるまで、一般の男性が入れない尼寺でした。夫から暴力を受けている女性や、離婚を受理してもらえず困っている女性などを助ける寺院だったのです。幕府の役人や僧侶などの限られた男性を除き、男子禁制が貫かれていたんだとか。

東慶寺で縁切りする方法は参拝!3つのコツを紹介

ここからは、東慶寺で縁切りのご利益を授かりたいときのコツをご紹介。東慶寺を参拝し、縁切りしていただこうと考えている人はぜひ参考にしてみてください。

1:毎月18日の御開帳に合わせて参拝する

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東慶寺では、観音様のご縁日である毎月18日に、水月観音坐像を特別に御開帳しています。水面に映る月を悠然と眺める、岩にもたれた姿の観音様に仏縁を結んでいただきましょう。前向きな気持ちで参拝し、心身を浄化すれば悪縁も自然と切れていくはずです。
・水月観音坐像とは

神奈川県指定文化財に登録されている木造彩色の観音様。鎌倉時代13世紀に作られたと考えられています。髪や衣の表現が優美で写実的なのが特徴。毎月18日の10:00〜15:00に拝観できます。予約も特に必要ないので、ぜひ参拝に足を運んでみてください。

2:大地の再生を目指した自然に触れる

大地本来の美しさを再生すべく、環境改善作業が行われた境内の自然に触れることも忘れずに。人間本位の美しさにとらわれず、環境再生医と力を合わせてのびのびとした自然な環境が整えられています。一見、伸び放題で手入れがされていないように見える景色でも、自然が自然らしく暮らしている素晴らしさがあるのです。伸び放題で手入れがされていないように見える景色でも、自然が自然らしく暮らしている素晴らしさがある

境内は一般参拝者による写真撮影が禁止されているので、心ゆくまでゆっくりと自然に向き合えます。心が疲れていたり、余裕がなかったりすると、悪い縁を引き寄せやすくなるもの。再生にこだわった尊い大地に触れ、良縁が自然と巡る本来の自分を取り戻しましょう。
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