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DV被害に会わないために。DV夫とDVをされやすい妻の特徴を3つずつDV問題に詳しい筆者がご紹介

DVはDV被害者の心も肉体も強く傷つける最低な行為です。しかし、日本ではDV被害者数は減るどころか増え続けています。DV被害にあった時には警視庁や相談窓口などが設けられていますが、そもそも事前に避けることは不可能なのでしょうか。実は、DVはDVに関する特徴をしっかりと把握しておき、普段から注意することで事前に避けられる可能性を格段にあげることが可能です。

本記事では、DVをする夫とDVをされやすい妻の特徴を3つずつDV問題に詳しい筆者がご紹介します。しっかりと特徴を確認し、婚約を考えている方男性が特徴を持っていないか、自分はDVされやすい性格なのかを把握しましょう。夫の特徴に当てはまる方はなるべく避け、されやすい妻の特徴に当てはまっていれば直していくことが必要です。

そもそもDVとは?

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このごろ、DVという言葉をニュースやインターネットで見かけることが多くなってきました。しかし、DVの意味を勘違いしている人も多いので、ここでしっかりとした意味を確認しておきましょう。

まず、DVはドメスティックバイオレンスの略称で、恋人や婚約者に暴力を振るう状況を指す言葉です。よく、この暴力は肉体的な暴力と認識されることがありますが、罵声を浴びせるなどの精神的な暴力も含まれます。また、生活費を渡さないという経済的DVなどもあり、DVの方法は多種多様なものです。

DVは殴る、蹴るなどの肉体への攻撃だと認識するのではなく、心を傷つけるもの=DVだと覚えておきましょう。

日本のDV問題の現状

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実際に私たちが住んでいる日本ではどのぐらい夫婦間によるDVが起こっているのでしょうか。警視庁がDVに関する相談件数のデータを発表しているので以下のデータを確認してみましょう。

配偶者からの暴力相談等の相談件数は、8,627件で、前年に比べ192件(2.3%)増加しました。(令和2年度)

(警視庁,https://www.keishicho.metro.tokyo.lg.jp/about_mpd/jokyo_tokei/kakushu/dv.html)

このように日本においてDVの件数は非常に多くなっており、誰しもがDV被害に会う可能性があります。まずは自分とDVは無関係だと認識するのではなく、誰しもがDV被害者になりえると認識することが大切です。

また、DVというものは一度被害者になってしまうとなかなか抜け出せないことが分かっています。本記事で紹介するDV夫の特徴、DVされやすい妻の特徴を確認し、DVに関わることのない生活を送っていきましょう。

DV男の特徴3選

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ここではDV男の特徴について3つほどご紹介します。もちろん、これらの特徴を持っている人すべてがDV夫だとは断言できません。ここで紹介する特徴に当てはまっていればDV夫になるかもしれないと思えるようにしておきましょう。

特徴1. 機嫌が急変する

DV夫の特徴1つ目は、機嫌が急変することです。DV夫は急に怒り出すことが多々あり、なぜ怒ったのか分からないこともあります。DVの多くは突発的な怒りによって行われますが、怒りの沸点が低いとDV夫となる可能性が高くなるのです。

また、DV夫は逆に急に優しくなることも多いことも分かっています。特に、妻にDVをおこなった後に異常にやさしくなることが多いです。DVの後に優しくされると、怒らせなければ仲良くできる、本当はいい人などのように思ってしまう人がおり、DV関係のまま夫婦生活を続けてしまう一番の理由になっています。

特徴2. 家での態度と外での態度の格差が大きい

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DV夫の特徴2つ目は、家での態度と外での態度の格差が大きいことです。つまり、DV夫は外面が良いという特徴を持っています。実際にDV夫と会うと非常に礼儀正しく、紳士な男性と感じることが多いです。しかし、そのように感じる人が家ではどのような態度であるかは分かりえません。外への態度と妻への態度が多少変わることはありますが、あまりにも異なるとDV気質だと言えます。

なぜDV男はこのような特徴を持っているのでしょうか。実は、DV夫の多くはメンタルが弱く、人から嫌われることを避けようとします。嫌われないように他人へは態度良く交流し、本性を出しても嫌われない(嫌われても逃げられない)妻には高圧的な態度を取るのです。

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