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ふくろうの縁起が良い理由とは?ふくろうのイメージやアイテムの使い方をスピリチュアリストの筆者が解説

近年、街中でふくろうカフェが静かなブームになっていますね。動画サイトでもふくろうをペットにしている動画をよく目にするようになりました。古来から身近にいつつも、あまりお目にかかるチャンスが少ない鳥類。そんなふくろうがとても縁起の良い生き物として注目されているのです。そこで今回はふくろうの縁起が良い理由について、スピリチュアリストの筆者が解説します。ふくろう好きの方ぜひ最後までお読みください。

ふくろうの縁起が良い理由

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ふくろうは世界の色々な神話の中に登場してきます。ギリシャ神話では女神アテナのおともであったり、古代エジプトでは知恵の神さまとして崇拝しているんだとか。このことからふくろうはとても縁起の良い生き物であることが何となく理解できます。また、日本では当て字で”不苦労”として見られていることから、「苦労知らず」という意味で解釈されており、ふくろうの首が回る身体的特徴になぞらえて「借金で首が回らないとことはない」というユニークな考え方もあるほど。縁起の良い存在として日本のみならず世界でふくろうは人気があります。

1.世界中の神話に登場するふくろう

ふくろうは、世界中の神話の中で登場してきます。最も知られているものとしては、「知恵の象徴」としてのイメージ。ネットでもある種のイメージキャラクターとして、メガネをかけているふくろうを見たことはないでしょうか?これも知恵を象徴しているところなのかもしれません。このように象徴的な存在になったのは、ローマ神話などで「知恵」「学問」「工芸」といった特徴があったからだと考えられます。

その一方で中国では悪魔祓いの鳥として見られていることもあるので、知れば知るほど興味深い鳥ではないでしょうか。太古の昔ではふくろうが「不吉の象徴」として忌み嫌われていたことも。しかし、これがかえってガーディアン的な存在に変遷していったのかもしれません。

2.ふくろうには色々なご利益がある

ふくろうには色々なご利益があるとされています。例えば「福路」という語呂合わせを見てもそうでしょう。「福が訪れる道中」という意味で、旅の安全や人生という未知の中で幸運に恵まれるという考え方です。この他にも「不苦労(ふくろう)=苦難から免れる・苦労のない人生」という解釈だったり、「福老=幸福に歳を重ねていく」や「福籠=福を招く籠」などの見方もありますね。このことからもふくろうに色々なご利益があることが分かるのです。

世界ではふくろうはどんなふうに見られている?

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ここから改めて、ふくろうが世界でどのような見方をされているのかご紹介していきましょう。

1.知恵の象徴としてのイメージ

前述のようにふくろうは、「知恵の象徴」として多くの人々に親しまれています。しかも、このイメージは、古代ギリシャ神話だけでなく、ローマ神話でも知恵の象徴として登場してくるのです。そのため受験生は、合格の縁起担ぎのためにふくろうのお守りを持っていることも少なくありません。本物のふくろうを眺める機会があるなら、一度じっくりと彼らの行動を眺めてみてください。どことなく思慮深い感じが伝わってくるのではないでしょうか。

2.土地の守護神

知恵の象徴の他には、「土地の守護神」として崇められている地域もあります。特に日本では、アイヌの人たちに「コタンコロカムイ」という地元の守護神としてシマフクロウが信仰されているのです。「カムイ」はアイヌ語で「非常に位の高い霊的な存在」という意味があります。しかも、彼らの心の中には、全てのものに霊的な存在が宿っていると考えられているのてす。霊界では人と同じ姿をしているのですが、現世に現れるときは、コタンコロカムイという姿。コタンには「集落」「村」という意味があり、「コロ」は「所有する」を指していることから、「コタンコロカムイ」にとなり、「村の統治する神」、すなわち「その土地の守護神」という解釈となります。

ふくろうを見た時に意識しておきたいこと

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都会の中では、ふくろうを実際に見ることができるチャンスはなかなかありません。むしろふくろうカフェに行った方がいいくらいです。それでもリアルにふくろうに出会えたなら、次のようなことを意識して接した方みると良いとされています。

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