ドッペルゲンガーとは?出会う確率は?5つの出現理由や死ぬ噂をスピリチュアリストの筆者が解説! – Mistory[ミストリー]
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ドッペルゲンガーとは?出会う確率は?5つの出現理由や死ぬ噂をスピリチュアリストの筆者が解説!

不思議で真意が不明な存在として、『ドッペルゲンガー』という言葉を聞いたことがある人は多いでしょう。実際に、ホラーやミステリーなどの作品に取り入れられる怪異として扱われることもある奇妙なものです。今回は、そんなドッペルゲンガーの出現理由や出会う確率について、スピリチュアリストの筆者が解説します。出会うと死ぬという噂についてもまとめているので、ぜひチェックしてみてくださいね!

ドッペルゲンガーとは?簡単にいうとその正体は「幻覚の一種」

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ドッペルゲンガーとは、自分にそっくりである分身のような存在です。自分自身の姿を自分で客観的に見る幻覚の一種だと考えられており、『自己像幻視』とも呼ばれています。統計的に自分と似た人間が存在する事実は認められていますが、科学的には存在しない超常的な存在です。

ケンブリッジ大学の辞書では、「生きている人にそっくりな霊、または誰かにそっくりだがその人とは関係のない人」と紹介されています。地球上には80億人もの人間が存在しているため、自分と瓜二つの人間がいる可能性は十分にあるのです。実際に遺伝子のバリエーションは無限に存在するため、同じ組み合わせがいくつも存在し、非常によく似た外見になる人間がいてもそれほど驚くことではありません。

しかし歴史的に見ると、ドッペルゲンガーの目撃証言は「脳卒中になりかけている」もしくは、「重度の精神疾患を患っている」と考えられてきました。そのため、『第二の自分』という超常的な存在は世界中の民間伝承や神話に実際に登場しますが、これらも病が原因で出現した表現である可能性があります。

ドッペルゲンガーはスピリチュアル的な存在?

スピリチュアル的にドッペルゲンガーは、「何かを伝える自分の分身」という超常的な存在だと考えられています。科学的、医学的に考えると疾患や不安定な精神状態などで引き起こされる幻覚ですが、私たちの想像を超える高次の力によって生み出されたもう1人の自分が存在するかもしれません。

実際に自分とそっくりな相手を探す『ドッペルゲンガー・シーカー』というサイトを利用し、自分とそっくりな相手を発見した人は、「ある種の奇妙なつながりを感じる」と主張しています。このように、外見だけでなく、考え方や行動、性格などに類似点を見つける人が多いのです。この不思議なリンクに関しては、科学的に証明がありません。スピリチュアルでいえば『ソウルメイト』のような存在といえるでしょう。

ドッペルゲンガーは英語で『doppelganger』世界的に有名な存在

『ドッペルゲンガー』は英語で『doppelganger』と表記されます。この言葉はドイツ語に由来し、『二重人格者』や『二重歩行者』を意味するそうです。ドイツ語では『double goer』と表記され、その概念もドイツの民間伝から生まれたと考えられています。幽霊とは区別される存在であり、生きている人間の幻影だと考えられていました。

また民間伝承の中では、「自分の二重人格と出会うことは自分の死が迫っていることを意味する」と信じられていたそうです。この神秘的で恐ろしい概念は世界に広がり、さまざまな小説や映画などの作品で題材として使われるようになりました。

ドッペルゲンガーとは3人存在するもの?

ドッペルゲンガーは3人存在するとよくいわレていますが、昨今では少なくとも6人は存在するのではないかという説も浮上しています。この説の変化は、インターネットの発達で自分と似た人間を見つけやすくなったため、世界中の人々の中から自分のドッペルゲンガーを探せるようになった結果です。

また、昨今は人口数が爆発的に増加しており、自分に似た人間を探す母数自体が増えています。統計学的に考えて、自分にそっくりな人間が増えるのは当たり前のことなのです。つまり、自分にそっくりな人が3人〜6人程度存在していることは、特別不思議なことではありません。

バイロケーションとドッペルゲンガーは違うもの?

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バイロケーションとは、1人の人間が同時に複数の場所で目撃される超常現象です。同一人物が複数存在するため、ドッペルゲンガーと酷似している現象として考えられています。そして2つの大きな違いは、「複数存在する本人」の意思です。バイロケーションは自分の意思で複数の場所に存在するのに対し、ドッペルゲンガーは本人の意思に関係なく出現します。

ドッペルゲンガーに関する実話が存在する?

世界には、ドッペルゲンガーに関する『実話』とされるものがいくつか残されています。しかしこの実話とされる文章たちも検証方法がなく、現在となっては逸話や伝承のように扱われていることがほとんどです。

ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ:未来の自分と出会った体験

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ドイツの文豪として世界的に知られるヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテは、未来の自分とすれ違った体験を書き残しています。そのときゲーテはフレデリカという若い女性と別れた後、馬車に乗ってドルーセンハイムに向かっていました。すると向かい側から来た馬車に、グレーのスーツを着た自分とそっくりな男が乗っていたのを目撃します。

やがて月日は経ち8年後、ゲーテはフレデリカを再び尋ねるためにかつて通った道を馬車で辿りました。そして自分がグレーのスーツを着て、まさに8年前自分が目撃した男と同様の装いをしていたことに気が付いたのです。そしてゲーテは、かつて見たドッペルゲンガーは、8年後の未来の自分であったのだと結論付けました。ゲーテは後に、この体験で「自分が正しい道を歩んでいる証拠」だと確信し、心が安らいだと語っています。

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