ドッペルゲンガーとは?出会う確率は?5つの出現理由や死ぬ噂をスピリチュアリストの筆者が解説!
パーシー・ビッシュ・シェリー:自分に語りかける分身
イギリスの詩人として知られるパーシー・ビッシュ・シェリーは、生涯を通して自分のドッペルゲンガーを見てきたといわれています。シェリーはこの経験を愛人のメアリーに語っており、とりわけ自分の体調が悪いときにはドッペルゲンガーに遭遇しやすいと告白していたそうです。
そしてシェリーは最も忘れられない経験として、洪水によって自宅が倒壊するという悪夢を見た朝に、自宅のテラスでドッペルゲンガーに遭遇した話を語りました。その際ドッペルゲンガーはシェリー本人に「いつまで満足しているつもりか?」と話しかけてきたそうです。その後まもなくシェリーは船の沈没によって溺死しました。
阿遅志貴高日子根神:天若日子と瓜二つの容姿
古事記に登場する阿遅志貴高日子根神(あじすきたかひこねのかみ)は、天上世界の主宰神であり高皇産巣日神が下界に落とした矢によって命を落とした天若日子(あめのわかひこ)と瓜二つであったとされています。天若日子の父・天津国玉神(あまつくにたま)は、天若日子の葬儀に訪れた阿遅志貴高日子根神を天若日子と間違えて抱擁しました。そして阿遅志貴高日子根神は死人と間違われたことに憤慨し、天津国玉神蹴り飛ばしたそうです。
また、阿遅志貴高日子根神と天若日子は容姿がそっくりであったため、古事記に登場する他の人物によっても間違えられることがあったとされています。後にもその容姿により、阿遅志貴高日子根神と天若日子を同一人物と考える説が存在したほどです。
ドッペルゲンガーに出会う確率は?ルーカス博士によると1兆分の1
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オーストラリアの法人類学者であるテガン・ルーカス博士は、「顔の8つの測定値で2人以上の人間の容姿が一致する確率は1兆分の1」だと提唱しています。ルーカス博士は2015年にドッペルゲンガーを題材にした研究を行い、8つの顔と8つの体の寸法によって人々を比較し、実験対象の人物たちがどれ程似ているかを調べました。そして「1兆分の1」という非常に低い確率が導き出されたのです。
さらにルーカス博士は、「身体の測定値を見るとその確率はさらに低く、8つの測定値で計算すると5億分の1」だと発表。つまり顔と身体的な特徴から数値で分析すると、ドッペルゲンガーが存在する確率はあるものの非常に低いといえるのです。自分で積極的に探さない限り、偶然に自分のドッペルゲンガーと遭遇することはほぼないと考えて良いでしょう。
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ドッペルゲンガーが現れる5つの理由
ここからは、ドッペルゲンガーが現れる理由を紹介します。ドッペルゲンガーと遭遇した際の意味を詳しく知りたい場合は、ぜひチェックしてみてください。
1:パラレルワールドの自分
ドッペルゲンガーは、パラレルワールドの自分である場合があります。未来や別次元に生きる自分と、現在の自分が何らかの理由で遭遇することがあるようです。文豪のゲーテが未来の自分とすれ違ったと記録しているように、全く別人というわけではなく現在の自分と地続きの自分と遭遇することがあると考えられます。この場合は、何かの拍子で次元や時間が交錯している可能性があるので、自分から特にアクションを起こす必要はないでしょう。ドッペルゲンガーが話しかけてきたり、関わってきたりしない限り様子を見るのがおすすめです。
2:何らかの理由で魂が分裂している
ドッペルゲンガーは、何らかの理由で分裂した魂の片割れである可能性もあります。この状態は基本的に不自然であり、健やかに生きられる状態ではありません。このような場合は、魂の分裂を解消する行動を起こす必要があります。魂の分裂は、ストレスや過度な抑制によって発生することがあるそうです。自分が逃げ出したくなるような出来事や負担はなるべく回避し、心地よく生きられる環境を整えてみましょう。自力での対処が難しい場合は、ヒーラーや神職の人に相談するのもおすすめです。