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依存性パーソナリティ障害とは?恋愛傾向や克服するための5つの方法など心理学好きな筆者が解説

依存性パーソナリティ障害の5つの克服方法

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誰かに依存することで安心感を得ている反面、依存している状態というのは非常に辛いものです。依存から抜け出したいのに、抜け出せないという負のループ。そんな依存性パーソナリティ障害の5つの克服方法をご紹介します。

その1 自己肯定感を高める

依存性パーソナリティ障害の人に欠如しているものは、自己肯定感です。自分に自信がないから人に依存して、全ての決定権を委ねてしまうわけですね。ですので、まず一番に自己肯定感を上げて自分を好きになることが大切になります。自分の長所に目を向けてみたり、意識的に自分をたくさん褒めてあげるといいでしょう。また、オシャレをして見た目の自信をつけたり、自分が楽しいと思うことを積極的にするのもオススメです。

その2 趣味を見つける

趣味を見つけることもオススメです。依存性パーソナリティ障害の人は、恋人といる時間が何より大切と思っている傾向がありますよね。ですが、世の中にはもっと楽しいことや夢中になれることがあるはずです。恋人のことを考えて不安になっている時間も、趣味があれば気が紛れて余計なことを考えなくて済みます。趣味の時間が充実していけば、段々と恋人への依存も改善されていくでしょう。

その3 同性の友達と遊ぶ

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いつも恋人が優先で、同性の友達と遊ぶ機会が減っていませんか。「持つべきものは友達」というように、万が一恋人と何かあった際に助けてくれるのは同性の友達でしょう。自分と恋人の関係について客観的な意見をくれるのは、非常にありがたいことです。また、友達の恋愛話を聞いたりすることで、自身も冷静に恋人との関係について振り返ることができるでしょう。

その4 相手と距離をとってみる

一度、恋人と距離を置くことも必要かもしれません。依存性パーソナリティ障害の人は、一番近くにいる人のことを「自分にとって大切な人だ」と思い込む傾向があり、一度相手と離れてみることで、自分の本心を知ることができる可能性があります。恋人と離れて、一人で趣味の時間や仕事に没頭することで、相手との関係を冷静に見つめ直すことができるでしょう。最初は辛いかもしれませんが、慣れれば一人の時間も悪くないと思えるはずです。

その5 カウンセリングを受ける

重度の依存性パーソナリティ障害は、自分の意思だけで直すことが非常に難しいです。そこで、カウンセリングを受けてみることをオススメします。心理学の専門家であれば、適切な方法で改善へと導いてくれるでしょう。一人で行くのが不安な人は、親や友達などに付き添ってもらって受診すれば大丈夫です。カウンセリングを受けに行くのは勇気のいることだと思いますが、克服への大きな一歩になるでしょう。

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