人生の悩み家族

ニートを子に持つ3つの親の特徴とは?子供の特徴や脱却のための4つの対策も含めて3人の親である筆者が解説

3. 就活の失敗

学生時代はとても充実したキャンパスライフを送っていたのに、就活段階で何度も失敗を繰り返して、これが原因でニートになってしまうというケースもあります。在籍中はキチンと講義に出席してしっかり勉強して問題がなかったのに、就活段階で評価されずに内定がもらえないという経験をしてしまう。

それまで積み上げてきた自信がもろくも崩れ去りショックから立ち直ることができません。

子供の頃から「勉強を頑張れば将来が明るい」と言われ続けて頑張ってきたため、人生に裏切られたような感覚を覚えて立ち直れなくなるのです。

このタイプの人は将来に向って非常に努力を重ねてきたはず。そのため就活が思うように上手くいかず、当初想定していたコースを修正したり変更することが苦手。子供の頃から目指してきた未来の人生設計を見失ったために精神的なダメージから抜け出すことができないのです。

4. 社会人での挫折

就職が上手く行った人でもニートになるケースがあります。理想の就職先に決まったものの、実社会に出てから大きな挫折を味わう。その時のショックから立ち直れずにニートになってしまうのです。社会環境に順応することができずに初めて挫折した経験から、評価されないことに深い傷を負ってしまいます。

挫折してこそ成長があるのですが、そのことを受け入れることができずに、自分の失敗を全て周りのせいに転嫁してしまうのです。

自分を認めてくれないような会社にいる意味はないと思い退職してしまうのですが、大した経験もないため、プライドだけが高くて再就職がおぼつきません。その結果、やりたい仕事が見つからないとニートになってしまうわけです。

ニートは抜け出す方法を見つけきれない

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ニートになっている人はそこから抜け出す方法を見つけることができないことが多いかもしれません。決して働く意欲を放棄しているわけではないのですが、自分の能力を如何なく発揮して、やりがいを感じる方法が分からないのです。

ニートから脱却させる4つの対策

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では、どのようにすればニートから脱却することができるのでしょうか?

1.一人暮らし

もし、親と同居しているのなら、まず自立心を養うためにひとり暮らしを始めること。1人で生活していくためには金を稼ぐことが絶対条件。家賃・食費・光熱費など生活に必要な費用を自ら稼ぐようになることで、自立する意識が高まっていきます。

住民票を移すことで親からの扶養をアテにせず「絶対にニートを卒業してやる」という強い意思で行動に移してみましょう。

2.資格取得

資格取得を目指すこともおすすめ。自分がどのような適性があるのかを考えて、資格取得を目指してみることもいいでしょう。就活時に自分の強みとなるアピールポイントがあれば、内定を取ることも難しくなくなってきます。

自分がどのような方向に進みたいかを考えて、それに見合った資格は何かを考えて目指してみるのです。

資格にも合格率が低い難易度の高いものもありますが、まずは取得しやすい資格からチャレンジしていくと自信がついてきます。

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