そこで今回はニートを子に持つ親について、3人の親である筆者が解説していくことにいたします。
- ニートを子に持つ3つの親の特徴
- 1.ニートを養う経済力がある
- 2.ニートに寛容
- 3.過保護で子供を精神的に自立させられない
- ニート自身の特徴
- 1.人間関係のトラウマ
- 2.学生時代の辛い経験
- 3. 就活の失敗
- 4. 社会人での挫折
- ニートは抜け出す方法を見つけきれない
- ニートから脱却させる4つの対策
- 1.一人暮らし
- 2.資格取得
- 3.アルバイト
- 4.就職支援サービスの利用
- 親が子供の前でやっていけないこと3選
- 1.いつも不平不満を言っている
- 2.子どもの話を聞かない
- 3.勉強しなさいという口癖
- 筆者の考え:子供の自立心を養うことが大切
- ニートを持つ親は子の自立を認めるようにしよう
この記事の目次
ニートを子に持つ3つの親の特徴
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ニートが増えている背景には親がその原因になっていることが考えられます。では、その親の特徴にはどのようなことが見られるのか、特徴を見ていくことにしましょう。
1.ニートを養う経済力がある
ニートを生み出してしまう原因の1つには、親がニートを養うだけの経済力があるという点が挙げられます。子供が就職しなくても十分に生活することができるということ。人間が生活していくためには自らが収入を稼いでいく必要があることは言うまでもありません。
しかし、頼ることができる環境があると、どうしても人はそれに頼ってしまいます。特に親が経済的に余裕があり、成人1人を養うことができるなら、ニートを生み出しやすくなるのです。
2.ニートに寛容
親の経済力に加えて子供が就活しないことに寛容な親であれば、ますますニートを作り出す可能性が高まってきます。「お前がやりたい仕事が見つかるまで焦らなくてもいい」と寛容的なのです。衣食住の心配がなく、自由時間も豊富にあるためニートの状態から抜け出すことができなくなってしまいます。
生きていくことに必死になる必要がないため、ぬるま湯に浸かった状態と言ってもいいでしょう。そうみると親は寛容的というより「子供に甘すぎる」と言った方が正しいかもしれません。
3.過保護で子供を精神的に自立させられない
親が過保護だと子供の精神的自立を阻んでしまい、ニートから脱出することができません。幼い頃からあまりにも親が干渉しすぎるほどの環境に身を置いてきたため、精神的自立ができていないのです。
その結果、子供は成人してもいつも親の顔色ばかりうかがってしまい、自分で物事を判断することができなくなっています。
ニート自身の特徴
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ニートを生み出してしまうのは、親の影響がかなり大きいのですが、子供自身にも問題がないとは言いきれません。では、彼らはどのような特徴が見られるのでしょうか?
1.人間関係のトラウマ
1つは人間関係においてトラウマがあることが考えられます。社会人となり仕事をする上では周囲とのコミュニケーションが重要になってきますが、ニートは過去に人間関係にトラウマがあるために、人と接することに恐怖心が残っているのです。
学生時代にひどい虐めを経験しているために、それが心の傷になってしまい人の前に出ると極度に緊張してしまうこともよくあること。このようなことから必死に就活しても内定を取れずに働く意欲を失ってしまうのです。
2.学生時代の辛い経験
人間関係のトラウマがあるという人は、実社会に出る前から大きなつまずきを経験しており、ニートになってしまうケースが少なくありません。国の調査では、ニートの約3割が学校を中退した経験を持っており、4割近くが不登校の経験者となっています。
このように学生時代に大きくつまずいてしまうと、どうしてもその傷が消えずにニートになってしまうわけです。