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過去に囚われない自分になるにはどうしたら?今を豊かに生きる5つの方法を心理学を学んだ筆者がお伝え

「過去のことを考えてもしょうがない」。頭ではそう思っていても、ネガティブなことを考えてしまって止まらなくなることってありますよね。過去に囚われない自分になるためには「技術」が必要です。本記事では、思考の負のループから抜け出すスキルを身に着けた筆者が、「今を豊かに生きる5つの方法」をお伝えします。

今日から実践してみてくださいね!

「過去にとらわれる」とはどういう状態?

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過去に囚われるというのは「何度も同じことを思い出す」ということです。その内容があなたの気持ちに良い影響を与えていないのであれば、辛くなってしまいますよね。その行為で現実が変わることはないし、ネガティブなことを考え続けることで体調を崩してしまうことだってあります。頭ではわかっていても止められないことも。それが、過去に囚われるという状態で「思考へのひきこもり」ともいえるでしょう。

そのような時に何ができるのか、知識があれば対応することもできます。過去への囚われから抜け出したいと思えたときが、変わるチャンスです。「今に集中する」ための情報を集めて、行動に移していきましょう!

過去に囚われる5つ原因と対処法

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「過去」といっても、姿や形があるわけではありません。人が囚われているのは実体のないものであり、それは「言葉」「映像」、または「自分の理想」だったりします。囚われの状況を脱するためには、現状の把握が大切。あなたはどのようなものに囚われる傾向があるのでしょう。

対処法もあわせてお伝えしていきますので、当てはまるものがあるか確認してみてくださいね。

原因1:あんなこと言われた!「相手の言葉」に囚われる

誰かに言われたあんなこと、こんなこと。記憶に強く残り、後から何度も頭の中で再現してしまうことってありますよね。多くの場合は、その記憶に対して不安や怒りといった「ネガティブな感情」もセットになっています。「あの人はなぜ?」きりのない問いかけのループにはまると、そこから抜け出すのに時間がかかることも。

まずは「有害な反すうをしている状態」にその場で気づくことが大切。そして「意志をもってやめる」→「気分転換の別の行動をする」ということをしてみましょう。

原因2:私ってかわいそう!「悲劇のヒロイン像」に囚われる

初対面なのに「私って過去にこんなことがあって…」と不幸なことを話しだす人がいます。「私ってなんて不幸なの」と普段から思っている人は、自己紹介が「かわいそうな私」になっているのです。人はいつも考えていることが話題の中心となりますから、そのような人は普段の会話もネガティブな話が中心になるでしょう。

その状態を変えたい場合は「悲劇のヒロイン」から抜け出すことが大切。「かわいそうな私の出来事」を語ることを少し減らして、「楽しい話題」を増やしてみましょう。

原因3:あの頃はよかった!「輝かしい出来事」に囚われる

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仕事や恋愛が上手くいっていた。そのように全盛期やモテ期と言われる「自分が輝く時期」を経験することってありますよね。ただ、その時代を人生の中で「標準的な状態」に設定してしまうと「あの頃はよかった」「あのときに戻れたら」と今の自分に満足できなくなることも。

知人に、イタリアに語学留学して新しい生活にチャレンジしている70代の女性がいますが、彼女はとても輝いています。「今の自分」による新たな満足を見つけることも大切です。

原因4:大変なミスをしてしまった!「失敗」に囚われる

仕事でミスをして取引先に迷惑をかけた。友達に言わなくても良いことを言ってしまった。何かのミスで、自分を責めてしまうことってありますよね。してしまったこと、言ってしまったことはしょうがない、と言い聞かせても事実は変わりませんし、心が落ち着きませんよね。

ここは「次回ミスをしないようにするには、どうしたら?」と頭を切り替えるよりほかありません。次回は改善して同じことに対応するのです。あなたはミスをきっかけに一回り成長できるチャンスを得るでしょう。

原因5:目に焼き付いて離れない!「悲惨な光景」に囚われる

人の死を目にしてしまったり、トラウマになるような光景を目にすることってありますよね。ふとしたときにその映像が頭に浮かんでしまう。筆者にも経験ありますし、これは誰にでも起こる可能性があることです。トラウマを乗り越えて成長していくという方法もありますが、なかなか難しいこともありますよね。

そのような時には「体を動かす」「助けを求める」ことが良いとされています。起こったことは変えられませんが、出来事に対してどのような行動を起こすかは自分で選択することができるのです。

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