支配的な毒親に育てられたら? あるあるな苦しい考え方9選と毒抜きの方法を毒親に詳しい筆者がお伝え – ページ 2 – Mistory[ミストリー]
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支配的な毒親に育てられたら? あるあるな苦しい考え方9選と毒抜きの方法を毒親に詳しい筆者がお伝え

その6:気の毒な親には優しくしなければいけない

親御さんの心の問題に巻き込まれていませんか?「虐待の連鎖」と言われるように、あなたの親御さんも虐待を受けて育ったのかもしれません。ですが、あなたの問題を解決できるのはあなただけであるのと同じで、親御さんもご自身の問題に自分で対処しなくてはなりません。親御さんが気の毒な生い立ちだとしても、その暴言・暴力に我慢し続ける必要はありません。親御さんのことは、心の問題に対処できるスキルをもつ人に援助をお願いしましょう。

親御さんの問題行動に対して毅然と対応する勇気をもちましょう。

その7:親には感謝しなければいけない

「育ててくれた親に感謝しています」といいいながら、親孝行を頑張って帰省、大きく体調を崩す人を見かけたことがあります。感謝とは本当に自分の気持ちなのでしょうか?「親に感謝すべきと思っている」のと「親に感謝している」のはまったく別のことです。体調が本当の気持ちを代弁してくれることもあります。感謝の気持ちがわかない場合は、無理に感謝する必要はないと思いますよ。人の気持ちというものは、わく原因が生じた時に自然にわいてくるものです。

自分の気持ちには素直になりましょう。

その8:それでも優しいところがあったよね

「親には優しいところもあった」というのをよく聞きます。お子さんを虐待で殺めてしまうような親御さんでも、お子さんにお弁当をつくったり遊園地に連れて行きますよね。なぜならどのような人にも優しいところが必ずあるからです。ですが虐待を受けてきた人は、親御さんの9割のひどいところより1割の優しさを拡大解釈しようとすることも。優しくされたことが、とても嬉しかったからなのだと思います。

ですが虐待は虐待です。その現実を受け入れてはじめて、前に進めるのではないでしょうか。

その9:親子なんだから子どもを愛しているはず

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人のことも愛する余裕がない人もいます。人のことを愛したいと思っていても愛し方が分からない人も。子どもにとってはとても厳しい現実ですが「親がこどもを愛せない」ということもあるでしょう。その相手から愛を得ようとして一生懸命になっても、枯れた井戸に泉を求めるようなことになってしまいます。ですが愛とは何かを学ぶための相手は、親である必要はありません。

相手は一人でも一匹でもよいです。「血のつながりのない相手との心のつながり」を大切にしてみませんか?

心身の健康を優先させてみましょう

本記事では、支配的な親御さんに育てられた人特有の考え方や、考え方を変えることによる毒抜きの方法をご紹介してきました。どのような方法にも相性があります。もし気分が悪くなったり書いてあることが違うと思ったら、無理しないことが大切です。毒抜きをしたら、心の空いた部分に嬉しいこと、楽しいこと、大好きなことを追加していきませんか?

あなたの人生にもあたたかな陽が差して、心からの笑顔がふえますように。

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