クリフォト（邪悪の木）とは
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クリフォトとは別名を邪悪の木といい、カバラ神秘主義思想における概念一つです。スピリチュアルに精通している人であれば聞いたことのある、セフィロト（生命の樹）の対の存在であり、神の力とされるエインソフから、神の光がセフィロトに流れ込む途中で、神の光の強さに耐えられず、破壊されたことにより生じたのがクリフォトといわれています。
セフィロト（生命の樹）に比べると、知名度が非常に低く、解明されていない部分も多いので、未知なる世界であるとも考えられていますよ。日本でいうなれば、セフィロト（生命の樹）が天国で、クリフォト（邪悪の木）は地獄にあたります。
10個のクリファーで形成されている
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セフィロト（生命の樹）は10個のセフィラーとよばれる外殻で形成されるのに対して、クリフォトは（邪悪の木）は10個のクリファーで形成されています。それぞれのクリファーには悪魔が対応しており、1～10までの数字の内、数が小さくなるにつれて、高位の悪魔ということになりますよ。ここからは、それぞれの外殻を詳しく解説していきますね。
それぞれの数字の後につく「i」は虚数単位を意味していますよ。10i～8iまでは下位、7i～5iまでは中位、4i～2iまでは高位、1iは最高位の悪魔となります。
10i：キムラヌートのナマヘー（物質主義）
物質主義を司る悪魔がナマヘーという悪魔。クリファー名をキムラヌートといいます。物質主義は人の精神を貶める悪徳であり、私たちの非常に身近なところに潜んでいます。現代において、お金や物質などは非常に価値があるものとみなされていますよね。そのため、物質的な豊かさに取り憑かれた瞬間、ナマヘーの勝利といえるでしょう。
生きて行く上で物質も重要なものではありますが、それ以上に大切なものがあるということを、見失わないようにしてくださいね。
9i：アィーアツブスのリリス（不安定）
不安定の悪徳であるリリスという悪魔は、アィーアツブスというクリファーに対応。不安定は、精神と物質のバランスを欠き、健全な人間性の荒廃を招きます。どうしようもなく人を信じられなくなったり、不安になったりする場合は、リリスの気配がしないかどうか、探ってみるのがよいでしょう。
8i：アドラメレクのケムダー（貪欲）
アドラメレクのクリファーに対応しているのが、貪欲の悪徳である悪魔のケムダーです。貪欲の感情は、嫉妬・羨望・妬みといった負の感情を引きたたせてしまいます。本来であれば、人は誰しも唯一無二の素敵な存在です。しかし、隣の芝生は青いとよくいわれたもので、嫉妬や妬みは自らの幸福を隠してしまいます。嫉妬や妬みに取り憑かれている人は、ケムダーにも取り憑かれている証拠といえるでしょう。
7i：ツァーカブのバール（色欲）
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ツァーカブのクリファーに対応しているのが、色欲の悪徳を司るバール。浮気心や不倫など、誘惑に負けてしまう人もいますよね。しかし、不倫や浮気は誰かを傷つけ悲しませる結果に。このような自分の下心に負けた人は、バールの誘惑に誘われてクリフォトに落ちている状態といえます。自分に浮気心が出てきたと感じた時は、バールが隣でクリフォトへと手招きしているので、気を引き締きしめて注意をしましょう。
また、ここからは、中位の悪魔になります。下位から中位へと悪魔のレベルも切り替わるので、悪魔と契約をしてしまった場合、抜け出しにくくなります。
6i：カイツールのベルフェゴール（醜悪）
カイツールのクリファーに対応し、醜悪の悪徳を司るのが悪魔のベルフェゴール。ベルフェゴールは又の名を論争者ともいい、価値観や倫理の違いによって生まれる亀裂を狙い、人々の間に争いを生み出します。そのため、普段は理性でコントロールをしている人の醜い部を浮き彫りにし、人がお互いの醜悪さをぶつけ争うようにしむける傾向が。
何かに執着している時・感情のコントロールができないなと感じる時には、ベルフェゴールの気配がしないか、確認するようにしてくださいね。争いはあなたが望んでしていることではなく、ベルフェゴールの罠の可能性がありますよ。
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