エネルギー指数とは
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エネルギー指数とは、中国の占星術としても有名な算命学において、独自の方法で割り出される「人の持つ気の数値」です。普段は目に見えない気のエネルギーですが、人は本能から5つのエネルギーを合わせ持っていると考えられています。
その5つのエネルギーとは、五行説を元にしており、木・火・土・金・水(もっかどごんすい)で表し、守備本能・攻撃本能・伝達本能・引力本能(魅力)・習得本能(学習)を割り出すのです。この5つのエネルギー数値を見ることで、その人の長所や短所、適職までをも見ることができますよ。それぞれの五行が持つ性質は下記をご覧下さい。
その1:木の気(守備本能)
木の気の性質は、守備本能を表しています。対応している色は青色・方位は東・五官は目・五臓は肝臓なのが、木の気の特徴です。継続することや伝統・規律・コミュニティを大切にすることが向いているので、そういった職業に就くとよい成果を残します。木の気は自己防衛本能の象徴でもあるので、安定を好むのが特徴です。しかし、何事もバランスが重要ですよね。木の気が過多になっている人は、長所が裏目に出て頑固になってしまいます。
それを改善するのには、五行の性質を利用して剋すのがベスト。木性を剋すには、「金剋木」と金性が最適です。アクセサリーなど金属類を身につけるようにすると、木の性質が抑えられ、バランスが整います。健康面では肝臓に注意が必要になるので、お酒の飲み過ぎには注意をしましょう。
その2:火の気(伝達本能)
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火の気の性質は、伝達本能を表しています。対応している色は赤色・方位は南・五官は口・五臓は心臓と小腸なのが、火の気の特徴です。伝達本能は自分の意思を伝える本能なので、自己表現が上手いと同時に自己表現の願望も強いので、クリエイティブなことに向いています。
火の性質が過多になると、暑がりになる人が多いのも特徴です。運動能力が優れており、そこに情熱も加わるので主張や行動が激しいものになりがちに。火を剋するには「水剋火」で水を取り入れるようにしましょう。水分補給を心がけ、部屋には水槽などの水が入っているものをインテリアにするのがおすすめです。健康面では心臓に注意が必要で、心臓と目は直結しているため、適度な運動と目を酷使するようなことは避けるようにして下さい。
その3:土の気(引力本能)
土の気の性質は、引力本能を表しています。引力本能をわかりやすくいうなれば、魅力です。対応している色は黄色・方位は中央・五官は皮膚・五臓は脾臓・胃なのが、土の気の特徴となっています。人を惹き付けることに優れており、リーダーやチームプレーなどが得意です。
しかし、土の気が過多になっていると、金銭にこだわる傾向が強くなります。土の気を押えるのには、木の性質を持つ観葉植物を部屋に置くのがよいでしょう。その際自分の身長よりも高い物を選ぶのは禁物です。健康面においては消化器系が弱く、癌になりやすいので、健康な生活を心がけ定期的な健康診断が大切でしょう。
その4:金の気(攻撃本能)
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金の気の性質は、攻撃本能を表しています。対応している色は白色・方位は西・五官は鼻・五臓は肺・大腸なのが、金の気の特徴です。自分の道を自分の力で切り開く能力に長けており、自分の世界を広げたいと強く願う人が多いでしょう。スポーツなどで、ライバルと切磋琢磨すると、よりその能力を伸ばすことが出来ますよ。
金の気が過多の場合は、積極性が強く目立ちます。その金の性質を押えるのには、火の性質が最適ですが、火は持ち歩けませんよね。そのため、熱を感じる日光浴や運動といった体を温める行動がおすすめです。健康面では肺の弱さに注意する必要があるので、たばこは控えるようにして下さい。
その5:水の気(習得本能)
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水の気の性質は習得本能、つまりは学習本能を表しています。対応している色は黒色・方位は北・五官は耳・五臓は肝臓・膀胱なのが、水の気の特徴です。多様性を受入れる柔軟性が優れており、様々なものを吸収したい願望が強い傾向にあります。好奇心を満たすために、研究する・探求する職業が適職といえるでしょう。
しかし、水の気が過多になると体の冷えを引き起こします。特に女性の場合は冷え性からの不妊・流産に繋がりやすいので、金の気と同様に体を温めることに集中して下さい。多すぎる水分を逃がす目的として、土の性質も持つ観葉植物を部屋に置くのもおすすめです。健康面では肝臓や膀胱といった泌尿器形が弱いので、冷えは大敵ですよ。
エネルギー指数の特徴
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人の持つ気のエネルギーですが、これは「社会に対してどれぐらいのエネルギーを使用できるのか」を知るための数値です。そのため、ただ指数が大きければ良いというものではありません。大きい値の人は、大きい値に適した職業や生き方があり、小さい値の人にも、小さい値に適した職業や生き方があります。
エネルギー値が大きい人が自分のエネルギーを持て余すと悪循環が起こり、値の小さい人が無理をするとストレスを溜め込み体調を崩す原因となってしまうのです。このエネルギー値は、自分の持つエネルギーをいかに上手く使い循環させるのか、という点が重要なポイントですよ。