5i:アクゼリュスのアスモデウス(残酷)
アクゼリュスのクリファーに対応しているのが、残酷の悪徳を司る悪魔のアスモデウス。又の名を焼却者といいます。アモデウスも、普段人々が理性でコントロールをしている残酷性を浮き彫りにし、クリフォトへと連れて行く悪魔です。慈悲の心とは正反対の残虐性など、誰しも持っている部分を刺激し、人をそそのかします。アモデウスが近寄らないように、慈悲や慈しみの心を忘れないようにしましょう。
4i:アディシェスのアスタロト(無感動)
ここからは上位の悪魔となり、悪徳のレベルも深刻なものに変化します。アディシェスのクリファーに対応している、無感動の悪徳を司るのは悪魔のアスタロト。ここでの無感動は、感情が消え去ったということではなく、他人への優しさや思いやりが無い状態ことを意味します。クリフォトの世界では、感情は一切存在しません。
もし、存在するとするのであれば、負の感情のみです。アスタロトは長い時間をかけて、人から感情を少しずつ奪っていきます。変化が少しずつなため、アスタロトが側にいても、気づかない人が大半です。気づいた時には手遅れな場合もあるので、自分だけでなく、周囲の人を気遣う優しさを忘れないようにしましょう。
3i:シェリダーのルキフグス(拒絶)
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シェリダーのクリファーに対応しているのが、拒絶の悪徳を司るルキフグスです。又の名を隠遁者(いんとんしゃ)といいます。拒絶は周囲の人や神様からの救済さへ拒絶してしまう、恐ろしい悪徳。そのため、ルキフグスは隠遁者の別名が非常にしっくりくる悪魔ともいえるでしょう。自分の殻にこもってしまうと、救済の手が差し伸べられていることにも気づけず、孤独の闇に飲み込まれてしまいます。
そうなれば、後はクリフォトの世界に落ちるだけになるので、周囲の人を信頼する気持ちを大切にし、行動をするようにしてくださいね。
2i:エーイーリーのベルゼブブ(愚鈍)
エーイーリーのクリファーに対応しているのが、愚鈍の悪徳を司るベルゼブブ。クリフォトでは、消極的になり、自分自身で行動ができなくなることを愚鈍といいます。クリフォトの世界では、自分自身の意見や思考を持つことは許されません。
そのため、思考が鈍り、行動をする際に自分で判断できなくなっているなと感じた時には、ベルゼブブが側にいるかもしれません。新しいことにチャレンジする気持ちが起きない時も、同様です。
1i:バチカルのサタン(無神論)
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悪魔の最高位にあたるのが、バチカルのクリファーに対応しており、無神論の悪徳を司る悪魔サタンです。ユダヤ教やキリスト教で最も邪悪なのは、唯一神である神を信じないこと。そのため、サタンは悪魔の中でも最高位になります。無神論であることは、自分は何をしても許されると傲慢であることを表していますよ。
傲慢さは人を傷つけ、暴力的にもなりやすく、私たちの世界でいうなれば、犯罪を犯した人に多い特徴といえるでしょう。サタンに捕まってしまった人がクリフォトの世界から脱出するのは、限りなく難しいこと。信じる気持ちだけは大切にしてくださいね。
クリフォトの世界に堕ちないようにしよう
クリフォト(邪悪の木)はセフィロト(生命の樹)と正反対の存在です。そのため、クリフォトの深い虚無に堕ちたなら、元の世界に戻ることは難しく、一生を孤独で過ごすはめになる可能性もあります。クリフォトの世界に堕ちないように、人が本来持っている美しさや善性を大切しましょう。