その2. 視野を広く持つ
長い人生の中で、苦手な人と接する時間はどのくらいあるかと考えます。また、苦手な人に煩わされる時間をもったいないと考えるのです。一度苦手だと感じ始めると、どういうところが苦手なのかを考え、ついその人を観察してしまいます。そしてじっと見ていなければ気づかないような一挙手一投足が気になって、「やっぱり嫌いだ」「ほらこういうことを言うから苦手なんだ」と確認作業ばかりしているのです。
苦手な人に関わっている時間は短いほうが良いはず。その人に気を取られている暇があれば、他の楽しいことを考えることをおすすめします。
その3. 相手を認める
自分が苦手だと感じている人でも、自分以外の人はそう感じていないことがあるでしょう。その人にもいいところがあり、自分には見えていない一面があるのかもしれません。それを無理に探さなくてもいいのですが、相手も一人の人間だということを認めてください。
人はみな多面性を持っています。上司に接するとき、同僚に接するとき、家族に接するとき。それぞれ違う顔を持っているでしょう。苦手なあの人にも、自分が知らない顔があるのだと想像してみます。それだけで、少し意識が変わるのではないでしょうか。
その4. 気にせずフラットに接する
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苦手な人と接するとき、ついつい身構えてしまうことはありませんか。余計なことを言わないようにしよう、話を早く終わらせようなどと画策し、かえって疲れてしまうこともあるでしょう。
しかし、細かく気遣わなくてもいいのです。他の人に接するのと同じように、フラットな気持ちで付き合ってみるのはいかがでしょうか。一度深呼吸して、肩の力を抜いてください。意識しすぎず普通に接していれば、案外その時間は早く過ぎていくでしょう。
その5. 相手に期待しない
この人のこういうところが苦手だなあ、これさえなければいい人なんだけどなあ、と感じることもあるでしょう。しかし、嫌な部分も含めてその人を構成しています。自分が苦手にしている部分を直して欲しいと期待するのは無駄なことです。
他人を変えることはできません。どんなに願っても、その人があなたのために性格を直してくれることはあり得ないのです。期待すると、裏切られた気持ちになります。期待しなければ、傷つかずに済むのです。心穏やかでいるために、高望みをしないようにしましょう。
その6. 相手に合わせてみる
その人に合わせてみる、というのは一つの攻略法です。話すスピードや話し方の癖、声の大きさなど、話しながら自然と真似するようにしてみましょう。調子を合わせていくと相手は気分が良くなって、あなたを味方だと感じてきます。
それまで冷たい態度を取られていたなら、そのトゲが丸くなるかもしれません。他にも、その人が望むような態度、例えば話を手短にする、仕事の成果を早めに上げるなどを行うことで、認めてもらえることもあります。そうすればあなたへの態度は軟化して、互いに苦手だと感じなくなる可能性があるでしょう。
苦手な人に振り回されないためにできること
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職場に苦手な人がいても、ずっとその人とだけ接するわけではありません。苦手だなあ、嫌だなあと思っているとついその人ばかりに意識を取られがちです。頭を切り替えて、なるべく意識を向けないように過ごしましょう。