その1. 好きな人を増やす
苦手な人、嫌いな人よりも、好きな人が多いほうが絶対に楽しいですよね。周りの人のいいところを見つけて、好きな人を増やしましょう。こちらが好意を持って接すれば、相手もあなたにやさしくなります。
好きな人、話しやすい人をたくさん味方につけて、仕事を円滑に進められるようにしていくのです。味方が多ければ、苦手な人との付き合いも助けてもらえる可能性があります。また気持ちにゆとりができて、苦手な人との付き合い自体が苦にならなくなるかもしれません。
その2. 仕事に打ち込む
もし仕事が楽しくて、職場にいるのが苦でないのなら、仕事に集中しましょう。苦手な人と関わらざるを得ないこともありますが、それもこれも仕事のため、と思えばさほど気を取られなくて済むでしょう。
苦手な人をやたらに意識してしまうときというのは、他に意識を向けることがない、つまり暇なときということです。頭が退屈しているので、嫌なもののことを考えてしまいます。仕事でも何でも、他のことに集中していれば、苦手な人の存在なんて、些細なことに感じられるでしょう。
その3. オンとオフを切り替える
職場にいるときは、仕事モードに頭を切り替えましょう。仕事人である私、を演じるのです。おとなしい性格でも、仕事のときは多少強引にでもやるべきことをやる自分になります。
演じることは大変かもしれませんが、一歩会社を出れば素の自分に戻って大丈夫です。その切り替えをしっかり行い、楽しめるようになれば、もう会社にいるときの自分は無敵になります。苦手な人がいようと関係ありません。
苦手な人を参考に自分の成長につなげよう
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苦手な人をなぜ苦手なのかと考えるとき。自分にないものを持っている、思いも寄らない発想があるなど、新しい発見が得られることがあります。自分だったらそんな言い方をしないのに、と感じたら、自分の言い方と比べてどちらがより良い言い回しか考えてみましょう。
その人の存在は、自分を省みるチャンスです。自分と似ていても、違っていても、その人の言動は参考になるでしょう。そういう考え方もあるのか、そういう人も世の中にはいるんだな、と、知見を広めることができます。
苦手な人と接することで、上手な付き合い方を模索することで、自分自身が大きく成長できるのです。「勉強させていただき、ありがとうございます」と心の中でひそかに唱えれば、気持ちが楽になるかもしれません。
無理に歩み寄る必要なし!自分の感情を受け入れよう
苦手な人、嫌いな人がいることで、自分の心が狭いのではないか、自分は醜い心の持ち主なのではないかと悩む人もいるかもしれません。しかし、人付き合いには相性があり、合う人と合わない人がいるのは当然です。みな口に出さないだけで、心のうちには苦手や嫌いを抱えています。
苦手な人を無理に好きになろうとする努力は必要ありません。人の好き嫌いがあるのは自分の中の素直な感情で、それを受け入れることで自分を知り、自分を好きになれます。苦手な人とはうわべの付き合いでも構いません。決めるのは自分です。
その人がこうだから好き、こうだから嫌い、というのはほとんどが後付の理由であり、瞬間に判断するのは言葉にならない本能的なものでしょう。その判断をした自分を、大事にしてください。それがあなたの、心の成長なのです。