ニートになってしまう人の心とは?
ニートになってしまう人は、劣等感が強い、自身がない、悩みを打ち明けないなど、内向的な性格を持っているイメージがあります。
また、他人と比べ劣っていると思い込みやすく、少しの失敗でも落ち込みやすく、人と距離を取ろうとする行動を取りますから、対策を考える前にその心を知ることが必要でしょう。
その1.孤独を邪魔されたくない
仲間と一緒に楽しもうとはせず、一人の時間を好み、人と極力接しないように努めるなど、内向的な性格です。
そのため孤独の時間を邪魔されると、時には暴力などの拒否反応を示し、自分の世界を守るような行動を取ります。
その2.弱い人を攻撃したい
自分が正しい、自分を認めさせたいという欲求が強く、その考え方を正当化するため、弱い相手と知れば必要以上に攻撃します。
特に自室がネット環境であれば、SNSなどを利用し、顔が見えない相手の誹謗中傷を繰り返し、ストレスを発散する傾向が特徴です。
その3.周りが認めないのを憎む
自分がニートになったのは社会が悪い、家庭環境が悪いなどと周囲へ責任転嫁する傾向が強いようです。
また周りが自分を認めないと考えているため、家族や学校、職場の人を憎み、精神的に不安定な状態が続きます。
その4.楽して生きたい
「楽しく生きたい」「楽して生きたい」という思いが人一倍強いため、働かなくても親が何とかしてくれると安易な気持ちを持っています。
他人に甘えているいう感情はなく、親が子供の面倒を見るのは当然といった誤った考えを正当化しているため、誰の話も取り合いません。
引きこもりやニートからの抜け出す対策4つ
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引きこもりやニートになった人の原因や特徴、心を知らなければ、最善策は見つからず、時間だけが過ぎてしまいます。
著者の友人は当時に有効な対策を取れなかったため引きこもりから脱出できず音信不通となりましたが、必ずその状況から抜け出す対策はありますので、ここでお伝えする対策4つの内、1つでも行動を起こすことで改善できるはずです。
その1.公的な自立支援団体に相談する
一部の支援団体では力ずくで本人を連れ出し、強制的に施設に入れ、共同生活で自立させていくといった方法もありますが、著者はお勧めしません。
公的な自立支援団体に相談すれば、生活指導員などの援助も受けられ、学校に通うなどコミュニケーションの場も提供され、何よりも本人が支援されているという気持ちになり、前向きになります。