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見守る子育てとは?具体的な例と6つのコツを3歳と6歳の子どもを子育て中の筆者が解説

最近「見守る子育て」が見直されているそうです。筆者も口出しし過ぎると過保護になり、しなさすぎると放任になってしまうんじゃないかと毎回悩みながら子育てしています。筆者の子共は今、上の子が小学校1年生、下の子が年少さんです。子育て真っ只中で、筆者が子育てながら思う「見守る子育て」について解説&実践法をご紹介していきたいと思います。

見守る子育てって具体的にどういうこと?

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見守るとは肯定的に捉えること、 見守る育児とは、大人主導ではなくて、子ども一人ひとりの姿を見ながら対応するということだそうです。具体的にどんなことが「見守る育児」になるのでしょうか。

『見守る保育』とは、 大人主導ではなくて、子ども一人ひとりの姿を見ながら対応するということです。保育者が『こうしてほしい』と思って提案しても、子どもがその通りに動かないときがあります。それも成長のひとつの過程として受け入れて、プロセスを見守っています。ただ、『見守る』ためには、見守るための環境を作ることがまず大切です。

(出典:すぐに手や口を出さない「見守る育児」のすすめ | 子供とお出かけ情報「いこーよ」 (iko-yo.net))

1.子どもの行動に寄り添う

急いで帰ろうとしているのに道端に落ちている木の枝で遊ぼうとしたり、出かけなければいけない時にカレンダーで遊び始めたりと「早く行くよ!」と言ってしまいがちです。しかし、木の枝で遊んでいることで、保育園や幼稚園でお友達とどう遊んでいるのか知ることが出来たり、カレンダーは数字が書いてあり30までの数字が学べたり月や曜日があることも知れたりしまよね。

親には不都合な行動でも、子どもにとっては新しい知識を取り入れたり、子どもがあまり話せなくても園での様子がわかるヒントが子どもの行動には良く表れるなと思うことが良くあります。

2.やろうとしていることに手を出さない

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子どもが入園や小学校に上がったりして新しい世界に飛び込むと、お友達から色々な事を学んできます。家では出来なかったことができるようになったり、親が教えても興味を持たなかったことにもお友達の影響で興味を持ち始めることも。

そういった成長を見逃してしまうと、先にジャンパーを着せてしまったり、明日の支度をさっさと親が済ませてしまい、子どもが経験する機会を奪ってしまうことに。簡単に手を出さず、間違っていたらヒントを投げかけてあげられるのが見守る育児ではないでしょうか。

3.親の考えを押し付けない

心配な気持ちから、お友達関係にも口を出したくなることもあります。子どもが傷つけたくないあまり、誰とどんな約束をしてきたのか聞いたり、お友達についても、こうしたら?とつい自分の考えを言ってしまうことも。

しかし、友達としてきたお約束も、破られたらそこから学ぶ事もあるでしょうし、親がお友達との付き合いに口をだしても良い様に行くとは限りません。それよりも普段から良く会話しておいて、子どもが悩んでいないか、困っていないかのアンテナを立てておくことが見守る育児だと思いました。

4.子どもの失敗を恐れない

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筆者の小学校1年生の上の子は、性格・気質もおっとりしていて、早生まれであり、発達上周りの子より出来ることが遅く、産まれてから周りの子と比べてしまうことが良くありました。(今思うと、どうせできるようになるんだからもっと楽しんで育児すればよかったと思うのですが…。)みんなの前で失敗させたくないという思いから、「こうして、こうした方がいい」と色々と前もって準備してあげることもしばしば。

しかし、元小学校の校長先生の父親によると、子どもの頃はたくさん失敗させた方がいいとのこと。自分なりに失敗の原因を考え、自立していく一歩となるそうです。失敗は辛いですが、見守ってあげる勇気も必要のようですね。

5.子どもの立場になって考える

自分自身が子どもの時「親にこう言われて嫌だった、うっとおしかったなあ」と思う事ってありませんか?筆者もまだ小学生くらいまでなら記憶があるので、記憶をもとに自分だったらこうしてくれたらうれしいな、子どもにとっていい未来につながりそうという行動を心がけています。

例えば「宿題やりなさい」ではなくて「今日の宿題なんだろう?あ、これだけ?早く終わりそうだね!」など子どもの立場になってアクションを起こす育児も、見守る育児と言えるのではないでしょうか。

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