人生の悩み心や体

子どもの頃のトラウマを克服するのに必要なこととは?3つの克服方法やトラウマの仕組みなどPTSDから回復した筆者がカウンセリングを受けた経験をもとに解説

・過去に縛られて前向きになれない
・トラウマを克服して精神的に自由になりたい
・子供の頃の環境が原因で対人関係がうまくいかない
過去に経験したことが原因で、思うように行動できなくて悩んでいませんか?筆者は子どもの頃と大人になってからの傷害被害でPTSDと適応障害に苦しんだ過去があります。トラウマによって受けるストレスは本当に辛いものです。この記事では、トラウマを克服して元気になった筆者がトラウマの克服方法や仕組みなどをご紹介していきます。少しでも参考になれば幸せです。

どうしてトラウマになってしまうの?その仕組みは?

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「昔、犬に噛まれたことがあってどんなに小さくて可愛い犬でも恐怖を感じる」「子どもの頃にバルコニーに締め出された経験から高所恐怖症に」など、こういった過去に辛い、恐怖を感じた経験が原因となって心にダメージを負った状態のことをトラウマといいます。トラウマのメカニズムは、肉体的、精神的なショックを感じたできごとによって、心が受け入れることを拒否してしまった状態です。

虐待やいじめ、ハラスメント、犯罪被害、事故、災害などでの精神的ストレスが原因で大きなトラウマとなってしまい、日常生活にも支障をきたすケースもあります。

子どもの頃のトラウマがもたらすストレス被害

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ここでは、子どもの頃のトラウマが原因で日常生活にも影響を及ぼしかねないストレス被害を解説していきます。もし、あなたが次の2つのストレス反応に当てはまるようでしたら専門家の先生に診断してもらうと良いでしょう。我慢はせずに周りからのサポートを受けてくださいね。

その1.大人になってからのフラッシュバック

フラッシュバックというのは過去のトラウマ体験が、後になっていきなり鮮明に思い出されたり、夢に見たりするような現象のことをいいます。記憶を思い出すトリガー(引き金)をきっかけにして急に思い出す場合も。ただ、記憶というのは曖昧なものなのでそれが必ずしも映像であるとは限りません。基本的に多いのは、子どもの頃の体験によるものです。

子どもの頃は話を組み立て、伝える能力が未発達のため感覚で記憶をしようとします。こうした記憶がのちにフラッシュバックとして起こり得る可能性がありますが、フラッシュバックしても言語化が困難だったりするのも特徴的です。

その2.継続的なストレスによるPTSD(心的外傷後ストレス障害)

PTSD(心的外傷後ストレス障害)とは虐待・犯罪被害・災害・事故などの忍耐の限界を超える大変な事態に巻き込まれた後に、不安・気分の落ち込み・フラッシュバックなど心身へのストレス症状がつづいて日常生活に支障をきたすようになることをいいます。

軽いストレスではなく、自分では対応できないほど酷くなってしまったのがPTSD(心的外傷後ストレス障害)です。どんなに時間が経過してもトラウマとなった記憶が頭の片隅から離れられない人も。長期的にストレスを受けつづけることになるので、きちんと治療をしないと心が壊れてしまいます。

メンタルが強い人ほど我慢してしまう傾向にあるので、非日常的なことを体験した場合は自分がストレスを溜め込みすぎてないか観察してあげてください。

子どもの頃に人から受ける心の傷の影響と特徴とは?

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「災害よりも人から受ける被害のほうが心の傷として残りやすい。」そして、「大人になってからの傷と子供の頃の傷の深さでは子供の頃のほうが根が深い。」筆者がカウンセラーさんに言われたことのひとつとして強く印象として記憶に残っている言葉です。なぜ、災害よりも心の傷として多く残りやすいのか。根が深くなるのか。子供の頃に人から受ける心の傷がもたらす影響と特徴を解説していきます。

特徴1.深い傷になりやすい

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人から受ける被害のことを人災といいます。なぜ、深い傷になりやすいのか。それは「仕方がない」と思えるものではなく、理不尽に被害を受けることが多いからです。人から受ける被害としては虐待、暴行、ハラスメント、いじめ、犯罪被害とどれも理不尽なものですよね。「なぜ、自分だけ」という思考に陥りがちになってしまいます。

それに、子供の頃に被害を受けるということは「何をされているのか分からないけど、辛い、悲しい、怖い」という感情だけが残ってうまくその時に対処できないですよね。大人になってから受ける被害とでは傷の深さがちがってくるとカウンセラーさんに説明されたのを強く覚えています。

家族や友人、パートナーなどの心をひらける周りの人に打ち明けて、心の傷を浄化してあげること。1人で抱えこまないようにするのも大切です。

特徴2.リスクに鈍感になる

ウィスコンシン大学の研究で、子どもの頃に受けたストレスは人間の脳機能を変えてしまうということが分かっています。子どもの頃に過度のストレスにさらされた子は、リスクに鈍感になる傾向があると発表されました。リスクに鈍感になるということは、トラブルが起きやすくなります。気がついたときには大事になっている場合も。

決して合理的な思考ができない訳ではなく、意思決定がうまくできないだけなので対策として、相談できるリスクに敏感な人を近くに置いておくと良いでしょう。

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