【主な症状】
・感情のコントロールが困難になる
・強い不安感や緊張感
・イライラしたり、怒りっぽくなったりする
・ひどく悲しくなり、涙が出る
・絶望感や自己否定の気持ちが強くなる
2.更年期障害
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女性の更年期は閉経前の5年間と閉経後の5年間をあわせた10年間とされており、一般的には45歳~55歳頃をさします。更年期障害は女性ホルモンであるエストロゲンが急激に減少することで発症する病気です。
症状はストレスの度合いや性格などによっても異なり、日常生活に支障をきたすほどの重い症状が出ることも。男性も更年期障害になることがありますが、女性と違い発症時期はさまざまで40代でも発症するケースがあります。
【主な症状】
・抑うつ気分や不安感
・イライラすることが増える
・めまいや肩こり
・不眠
・のぼせやほてり
3.ADHD(注意欠如・多動性障害)
ADHD(注意欠如・多動性障害)は発達障害のひとつです。「集中力がなく気が散りやすい」「じっとしていることが苦手」「衝動的な行動が多い」などの症状があり、幼少期からこうした症状が出始めるため多くの場合幼いころから治療を開始しています。
しかし気付かれないまま大人になっている場合もあり、社会になじめないことからうつ病などの精神疾患を併発することもあるようです。生まれつき脳の機能に障害があることが原因とされていますが、現時点では詳細は不明とされています。
【主な症状】(特に大人のADHDに見られる症状)
・単純なミス、忘れ物が多い
・気が散りやすい
・感情が不安定でかっとなると自分を見失うことがある
・締切や時間を守れないことがある
・衝動的な発言や行動をしてしまう
4.うつ病
うつ病は脳の神経伝達物質のバランスや性格・環境など、さまざまな要因が絡みあって発症すると考えられています。従来のうつ病である定型うつ病の症状は「自分を責め続ける」「一日中憂鬱な気分が続く」などです。
一方、新型うつ病とも呼ばれる非定型うつ病は「他者に苛立つ」「ささいなことでも激しく怒る」といった症状があらわれます。どちらの場合も感情のコントロールが難しくなるため、投薬治療や認知療法が必要です。