その1. 相手を褒める
褒められて育った人は、褒められることで調子が出ますし、やる気を見せます。「さすがですね」と一言持ち上げることで、スムーズに仕事が進むでしょう。
ささいなことですが、この一言があるとないとでは全然違います。「仕方ないなあ、じゃあまかせてよ」と、面倒なことでも引き受けてくれるかもしれません。うまく乗せてみるのも、一つの手ですよ。
その2. 否定しない
プライドが高い人に否定の言葉は危険です。否定されることに慣れていませんので、ショックを受けて落ち込んでしまうか、あるいは否定を否定すべく、強く反撃してくるかのどちらかでしょう。いずれにせよ面倒なことになるので、否定の言葉はできるだけ避けてください。どうしても軌道修正したければ、一度その人の意見にうなずいたあとで、「私はこう思います」という形で言ってみましょう。聞く耳を持ってくれるかはわかりませんが。
その3. 大きく構える
例えばプライドが高い人の自慢話が始まったら、口角を上げておおらかな気持ちで聞いてください。自慢話や、自分の意見を通すための攻撃的な態度は、受け流すことが肝心です。真正面に向き合わなくて大丈夫。言いたいことを言わせてあげれば、相手もすっきりして落ち着くでしょう。そのときをじっと待つのです。同じような態度で言い返したり、即座に反論しないこと。ひとつ深呼吸して、大きく構えておきましょう。
プライドが高い人にはいいところもたくさん
プライドが高い人は、責任感も強いです。自分ならやれる、自分の思うようにやらせて欲しいと思っています。横からあれこれ口を挟まず、その人に思い切ってまかせてしまえば、案外いい結果を出すかもしれません。
また、面倒見が良いところもあるのです。人に頼るのは苦手ですが、頼られるのは結構好きで、「こんなのもできないの?」などと嫌味は言いながらも、「じゃあいいよ、やってあげるよ」「おしえてあげるよ」とサポートをしてくれます。
互いのプライドを尊重し、ほどよい距離感でつきあおう!
プライドは誰しも持っているものです。あなたにもプライドがあります。プライドが高い人の嫌味な態度は腹が立ちますが、それを否定して傷つけるのはよくありません。相手のプライドを尊重することで、あなたのプライドも守られます。人には踏み込まれたくない領域があり、それを守るためにプライドを保っているのです。
とっつきにくい、バカにされていると感じたときは、そっと距離を取りましょう。近づきすぎるとお互いに傷つくだけですよ。お互いのプライドを尊重することで、ほどよい距離感が保てます。プライドが高い人とも、上手につきあっていきましょう!