過去生とは
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過去生とは、文字通り自分自身の過去の生のことをいい、魂の歴史でもあります。私たちは生まれ変わっても魂自体は同じであるけれども、生きている時代や国、性別や年齢も全てが違う世界を経験しているのです。そのため、過去生や前世は今世に大なり小なり影響を与えており、個人の人格を形成している場合もあります。
過去生というと前世も同じ意味では?と思う人もいますよね。ざっくりいうなれば、前世も過去生という意味ではありますが、正確には、現世から一つ前の過去生が前世といいます。
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世界的に有名な思想なのがカルマ
スピリチュアルに精通している人なら「カルマ」というワードを一度は耳にしたことがあるでしょう。カルマも過去生を象徴するワードです。カルマとは、インドネシアのヒンズー教から生まれた思想のことをいいます。カルマは、全ての人に前世があり、前世での行いが今世に大きな影響を与えているといういうもの。前世での行いが悪ければ今世で苦労し、反対に前世での行いが良ければ今世で幸せになれるといいます。
また、過去生で解消できていないカルマは、今世に乗り越えるべき試練として、個々の人生の課題となっている場合が多いといわれていますよ。
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過去世が与える現世への影響
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過去世は、良い形であれ悪い形であれ、今世の自分に影響を与えています。原因不明の生きづらさや恐怖心などを抱えている人は、一度自分の過去世探ってみるのがよいかもしれません。筆者も過去世の影響を受けている部分があったため、物心ついた頃から自分が長生きをしている想像ができず、年を重ねるごとにつれ漠然とした不安を抱えるようになっていました。
そのため、占い師の方に過去世を視て貰った結果、前世とその前の前世で人に裏切られ自殺をしていたことがわかりました。今世に近い過去世で若年の時に2度亡くなって居るので、筆者は今世で長生きしている自分の姿が想像できなかったのです。過去世での罪は今世に課題となって更に厳しく返ってきます。筆者の場合は同じ過ちを2回犯しているので、今世での試練は信頼・生を全うするということになりますよ。このように、過去世はどのような影響を今世に与えているのか、いくつか紹介していきますね。
人間関係(双子・親子・夫婦)
過去生で親子や恋人などの親しい間柄であった場合、今世でも近い関係に生まれ変わる場合があります。よくあるのが、母親が長女には厳しく、末っ子を溺愛するケース。この場合は、過去生で母親と長女が夫婦関係であった可能性があります。妻が夫には対等に話すように、長女に大人の対応を無意識に求めてしまうためです。
もしくは、過去生で夫婦間の仲が悪かったがため、今世で乗り越えるための試練として状況が厳しくなるようになっている可能性も考えられます。また、双子に生まれ、非常に仲の良い兄妹になるなど、過去生によって生まれ変わった後の関係は千差万別といえるでしょう。
トラウマ・恐怖心・因縁(自殺・殺人・心中)
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過去生でのトラウマ・恐怖心・因縁も、その時代で解消されない限りは今世へと引き継がれます。例えば戦争など痛烈な経験を過去生でしていれば、飛行機を見るだけでも恐怖を感じたり、鋭利な刃物による殺人で命を落としていれば、先端恐怖症など、今世に様々な形で現れます。筆者でいえば、過去生の自殺が原因による未来感の喪失などです。
また、過去生で非常に不仲であったり因縁があった場合は、今世で因縁を解消するために夫婦などの対局の関係になることも少なくありません。しかし、恋愛結婚で幸せな生活を送っていても、事故などのふとしたきっかけで、妻が過去生で夫に殺された記憶を取り戻し、怖くてたまらなくなってしまうなどのケースも存在しているので、一概に過去生を知ることが良いこととは言い切れないケースもありますよ。
ツインソウル・ツインレイ
過去生を紐解いていくと、恋人や伴侶はツインソウルやツインレイであったという場合もあります。ツインソウルは、前世では一つの魂であったのが2つに分かれた存在。いわゆる分け御魂です。ツインレイは、男女の組み合わせで唯一無二の存在。それぞれ全く違った環境に生まれ育つので、転生を繰り返していても出会えるかどうかはわからない相手です。
特にツインレイの場合は、どこかの過去生で夫婦などの深い仲であった可能性が高く、もう一度巡り会いたいという魂の叫びとなって、次こそは!と私たちは転生を繰り返しているのかもしれません。多くの人の恋愛における課題ともいえるでしょう。
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