NG行為1.頭ごなしに叱りつける
子どもの話をろくに聞かず、頭ごなしに叱りつけるといった行為はNGです。子どもの心を傷つけるだけでなく、場合によっては親子の信頼関係に影響が出てしまうことも。もしなにも言わず学校に通うようになっても、お子さんの中ではまだ問題が解決していない場合もあるのです。
NG行為2.無理に学校へ行かせようとする
「子どもが学校に行きたくないと駄々をこねるから、車でむりやり連れていった」などという行為はNG。もしかすると上手く伝えられないだけで本当に体調が悪いのかもしれませんし、そのほかにも子どもなりの明確な理由があるのかもしれません。またむりやり連れていっても、本当に行きたくない場合は引き返してくることも考えられます。根本的な問題の解決にはならないでしょう。
NG行為3.理由を問いつめる
小学生や中学生くらいのお子さんは、自分の意思を伝えたくても上手く言葉にできないことがあります。それにも関わらず問いつめるようなことをしてしまうと、親に心配されているとは思えず怒られている感覚だけが残ってしまうのです。また高校生でもいじめなどが理由の場合は「家族に心配をかけたくない」「こんなみじめな自分を知られたくない」といった心理から、正直に理由を話せないこともあるでしょう。
NG行為4.親の意見を押しつける
「みんなちゃんと学校に行ってるんだから行きなさい」「学校に通わないと将来生きていけないよ」などと、親の意見や価値観を押し付けるのはNGです。お子さんの性格によっては逃げ場がないように感じて追いつめられてしまったり、反発心を抱いたりしてしまいます。お子さんの居場所を奪ってしまうようなことはやめましょう。
「学校に行きたくない」と言われたときの対処法5つ
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それでは「学校に行きたくない」と言われたらどうすればいいのでしょうか?もし対処を間違えてしまったらお子さんは心に傷を負ってしまうかもしれません。いじめが原因なら最悪の場合我が子を失ってしまう恐れもあります。そうならないためにもお子さんの心に寄り添って問題を解決していきましょう。
対処法1.子どもの話をしっかり聞く
まずはなぜ学校に行きたくないのか、その理由をしっかり聞いてあげましょう。前述のとおり、なかなか伝えられない場合もありますので根気強く向き合ってあげてください。もちろん問いつめるのはNGです。
もし時間をかけても言葉が出てこない場合は、親が見ていないときに紙に書き出してもらうのもいいでしょう。「また今度聞くから、何日か考えてみてね」と数日置くとお子さんの気持ちも多少まとまるかもしれません。
大切なのは子どもの悩みだからといって馬鹿にしないことです。親身になってコミュニケーションをとることで、まずはお子さんを安心させてあげてください。