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兄弟姉妹の仲が悪いのはなぜ?よくある4つの原因と親ができる対処法7選を姉妹がいる筆者が解説

「どうしてうちの兄弟や姉妹は仲が悪いのだろう」と悩んでいる親御さんはいませんか。子どもの頃は仲が悪かったけど、大人になるにつれて仲良くなっていったパターンや、反対に子どもの頃は仲がよかったのに、大人になってから仲が悪くなってしまったというケースもあるかと思います。いづれにせよ親の立場からしたら、兄弟姉妹で仲良くしてほしいというのが本望ですよね。ですが、実は親の育て方によっても兄弟や姉妹の仲の良さが変わってくることも分かっているのです。本記事では、兄弟姉妹の仲が悪い4つの原因と、親ができる対処法7選を姉妹がいる筆者が解説します。

兄弟姉妹の仲が悪いのはなぜ?よくある4つの原因

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顔を合わせればいつも喧嘩ばかり。一体なぜ兄弟や姉妹で仲良くできないのでしょうか。ここでは、兄弟姉妹の仲が悪い4つの原因についてご紹介します。

その1 相手に嫉妬している

兄弟姉妹の仲が悪い原因には、相手への嫉妬が挙げられます。例えば、どちらか一方が甘え上手で、もう一方が親に甘えることができずに寂しい思いをしている場合に、嫉妬心が生まれて関係が悪くなることがあるのです。また、兄弟姉妹は勉強やスポーツができるのに対して、自分はあまり得意ではないため劣等感を感じてしまうケースもあります。どうしても兄弟や姉妹で得意なことや苦手なことが異なるので、相手に嫉妬心を抱くこともあるでしょう。

その2 気が合わない

兄弟姉妹といえど純粋に気が合わないこともあるでしょう。同じ親に育てられても性格から趣味、得意なことまで全て異なるという場合も少なくないため、兄弟で気が合わないという可能性も十分にありえるのです。例えば上の子は外で遊ぶことが好きなのに対して、下の子は家の中で静かに過ごすのが好きというパターンはよくあるでしょう。また下の子は、兄や姉を反面教師にして育つため、兄弟で正反対の性格になることも多いです。

その3 親を独占できない

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子どもは親を独占したいという気持ちを持っています。しかし兄弟や姉妹ができると、それまでのように親を独り占めすることが難しくなるでしょう。むしろ親は下の子のお世話に付きっきりになるため、上の子を構ってあげられる時間がどうしても減ってしまいます。このことが引き金となり親をとられた気分になってしまい、下の子に対して意地悪な態度を取ってしまう子も多いのです。

その4 親の接し方に違いがある

親の接し方が上の子と下の子で差がある場合に、兄弟仲が悪くなる傾向があります。親としては兄弟姉妹で平等に接しているつもりでも、子どもは僅かな差も敏感に感じ取ってしまうのです。たとえば、下の子には優しく注意したことを、上の子には「お兄ちゃんだからしっかりしなさい」という言い方をしただけで、自分だけ怒られたと受け止めてしまう子も少なくありません。兄弟で平等になるように些細な言い回しにも気をつけることが大切です。

兄弟姉妹の仲が悪いときの対処法7選

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子どもたちが毎日のように喧嘩をしていたら不安になってしまいますよね。親として何ができるのかを知れたら改善につながるはずです。ここでは、兄弟姉妹の仲が悪いときの対処法7選をご紹介します。

その1 家族みんなで過ごす

家族みんなで過ごすことで兄弟仲がよくなる傾向があります。大人は家事に仕事に毎日忙しいですが、子どもたちだけで遊ばせるよりも、親も一緒になって遊んであげた方がより家族の絆が深まるでしょう。子どもは親と一緒に過ごす中で、「人と協力すること」や「みんなで遊ぶ楽しさ」を学んでいきます。子どもが幼い頃から家族で過ごす機会を増やすことで、仲の良い兄弟に育ってくれるでしょう。

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