人生の悩み心や体

仕事が辛いと感じる…その原因はなに?対処法と適職の探し方を休職も経験した筆者が解説

対処法2.目標をたてる

「一年後には昇格する」などの大きな目標をたてるのも良いことですが、まずは小さなことでも達成しやすい目標をたててみましょう。業務内容に直接かかわることでも良いですし、自分自身のスキルアップにつながることでも良いです。目標達成を繰り返すことで仕事へのやりがいも感じられるようになります

また目標を達成できたという経験は自己肯定感も高めてくれるので、仕事に対する自信も得られるでしょう。仕事に対しての姿勢を変えることができれば、辛いと思っていた仕事にも楽しいと思える面が出てきます。周囲からの評価も変わるかもしれません。

対処法3.仕事以外を充実させる

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もし「仕事は仕事」と割りきれるのであれば、仕事以外でストレスを解消するのも良いでしょう。有休を消化してリフレッシュしたり、ジムに通って汗を流してみたりなど。また自分に対するごほうびを用意すると辛い仕事も乗り越えられることがあります。「今週がんばったら休日は服を買いにいこう」「この仕事が成功したらおいしいものを食べにいこう」など、ささいなことでも楽しみをつくることで前向きな気持ちを維持していきましょう。

ただし、今まで楽しめていたことが楽しめない場合は要注意です。心の病にかかっていないか、一度確認することをおすすめします。

対処法4.異動・休職できないか相談してみる

「どうしても今の職場では自分の抱える辛さを改善できない」という場合は、部署を異動することで改善できないか考えてみましょう。苦手な上司や同僚から離れることで仕事を続けられそうなのであれば、転職の前に異動できないか相談してみることをおすすめします。

もし異動がむずかしそうな場合は休職も視野に入れてみてください。自己都合でも会社に認められれば休職できる場合や、医師の診断書が必要になる場合があります。会社によって異なるため就業規則で確認を。心身を休めるために活用できる制度は活用しましょう。

対処法5.転職する

場合によっては転職以外の対処法が見つからないこともあります。しかし転職をすることは悪いことではありません。もちろん長く同じ仕事を続けられるならそれに越したことはないですが、我慢しつづけて体を壊してしまっては本末転倒です。とくにうつ病になってしまうと、重度の場合は数年のあいだ働けない状態になってしまうことも…。

「からだが重くて朝に起きられない」「まったく食欲がわかない」といった症状がでたら、それはメンタルに不調をきたしているサインです。限界が来るまえに転職の準備をすすめておきましょう

適職の探し方4選

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はじめに、適職を探すのは容易ではないということを念頭においてください。どれほど適性のある仕事でも「その会社の雰囲気」「働いている人」「労働環境」によってやりがいや働きやすさが異なりますし、そういった点は実際に働いてからでないと判断できない部分になります。そのため「ここを重視すれば適職に出会える」といったかんたんな判断基準はないのです。

それでも、しっかりと自己分析をおこなうことで自分の望みに近い仕事を探していくことはできます。適職に出会うための手助けができれば幸いです。

1.仕事で辛いと感じた点を書き出す

まずはあなたが何に対して辛さを感じていたのか書き出してみてください。おそらく複数の原因があるだろうと思います。そのなかでどれが一番耐えられなかったのか考えてみましょう

たとえば「上司が苦手だった」「給料が低かった」「通勤時間が長かった」などが挙げられる場合、「給料が高ければその他の辛さは耐えられた」でしょうか。「上司の人柄が良ければ、給料の低さも通勤時間の長さも問題なかった」という人もいるかもしれません。このように転職によって改善したい一番の問題を探していきましょう。問題を掘りさげていくことで根本的な原因が見えてきます。

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