インナーチャイルドセラピーとは?6ステップのやり方や癒し方を心理学に詳しい筆者が紹介 – Mistory[ミストリー]
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インナーチャイルドセラピーとは?6ステップのやり方や癒し方を心理学に詳しい筆者が紹介

人は誰しも、自分の内側にインナーチャイルドを持っているもの。特に意識していなくても、インナーチャイルドはありのままの感覚や考え方で、人生にさまざまな影響を与えます。そんなインナーチャイルドが傷つくと、人間らしさが失われてしまうんだとか。そこで今回は、心理学に詳しい筆者がインナーチャイルドセラピーの自分でできるやり方や、有効的な癒し方などを紹介します。内側から整え、自分らしさを取り戻したい人はぜひ参考にしてみてください。

インナーチャイルドとは?本来の感性を持つ内なる自分

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インナーチャイルドとは、どんな人の中にも存在している潜在意識のようなもの。生まれたときから備わっている内なる領域で、自分らしさの源です。子どものような無邪気さ、無垢さがあるので、チャイルドと呼ばれています。また、どんなに歳を取っても失われることがないのも特徴。記憶や感性など重要な側面を司っており、いくつになっても判断基準や感覚、立ち振る舞いなどに影響を与えます。つまり、その人の性格の根底になり続ける、とても重要な領域なのです。

インナーチャイルドの起源

心の機能を考案したことで有名な心理学者、カール・ユングにが提唱した「内なる子ども」がインナーチャイルドの起源です。幼少期に経験したことが蓄積して構成されるもので、トラウマは特に残りやすいと考えられています。インナーチャイルドの存在は、作家のジョン・ブラッドショーによって書籍化され、多くの人に知られるようになりました。

インナーチャイルドが傷ついたときの症状

インナーチャイルドが傷つくと、感情をうまくコントロールすることができなくなります。考え方や感性が傷つくため、ネガティブに支配されやすくなるのです。自己否定的になる、怒りや悲しみが抑えられない、誰かに依存するなど人によってさまざまな症状が出ます。インナーチャイルドという自分の神聖な領域が傷つき、自分自身を認められなくなるのが根源といえるでしょう。
インナーチャイルドが傷付いたときの症状一覧

・自分に否定的になる
・怒りや悲しみが過剰
・誰かに依存しやすい
・過去のトラウマに固執する
・他人に認められようとする
・極端に完璧を求める
・無理して周囲をサポートする

インナーチャイルドセラピーを自分でやるメリット

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インナーチャイルドセラピーを自分でやるなら、いつでも好きなタイミングで始められます。インナーチャイルドを癒して考え方や性格を前向きにしたい、活動的になりたいなど思い立ったタイミングで行えるのが魅力です。自身に集中できれば良いので、自宅や公園などリラックスできる場所であればどこでもOKなのも嬉しいポイント。

インナーチャイルドセラピーを自分でやるデメリット

自力でセラピーを行う際は、やり方をしっかり調べたり自分を徹底的に分析したりと手間や時間がかかります。自分と対話しながら進めるので、かなりの根気が必要です。時間と心の余裕を作り、じっくりと向き合える環境を整えることも重要でしょう。思い通りの結果が必ず出るわけではないので、セラピーの進捗に一喜一憂する人も多ようです。しかし、心や考え方の成長にも役立つのでやる価値はあるといえます。

インナーチャイルドセラピーのやり方6ステップ

それでは早速、インナーチャイルドを修復するセラピーのやり方を6ステップにわけてチェックしていきましょう。自分でも試せる比較的簡単なやり方を紹介しているので、ぜひ気軽な気持ちで試してみてください。ただし、1人で向き合うのが難しい場合は無理をせず、すぐに医療機関を利用しましょう。自分を確実に取り戻せることを最優先として、しっかり助けを求めてることが大切ですよ。
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