パーソナリティ障害の種類って何がある?10のタイプとそれぞれのデメリットを心理学を学んでいる筆者がご紹介 – Mistory[ミストリー]
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パーソナリティ障害の種類って何がある?10のタイプとそれぞれのデメリットを心理学を学んでいる筆者がご紹介

パーソナリティ障害という言葉はこのごろ一般的にも使われるようになってきましたが、精神学上では色々なタイプに分類されることを知っているでしょうか。実は、パーソナリティ障害には10つものタイプがあり、それぞれ異なった特徴、デメリットを持っています。それぞれの特徴を確認し、自分にはどのような傾向があるか、どのパーソナリティ障害を発症しているかを確認してみましょう。

パーソナリティ障害とは?

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パーソナリティ障害は感情や物事の捉え方、行動、人との関わり方などが普通の人とは違うものを持っており、それらが生活をする上で問題になっていることを指す言葉です。もちろん人によって考え方などは異なり、それが個人の特徴として表れています。しかし、特徴があまりにも行き過ぎるとさまざまな障害が現れるのです。パーソナリティ障害には現在、10つのタイプによって分類されており、それぞれ異なった障害がでてきます。

自分が障害となっているのかどうかは判別が難しいですが、特徴を知っておくことでどのパーソナリティ障害の傾向があるのかを知っておきましょう。もし、生じている問題が見過ごせなくなっている場合は専門機関での受診・治療が必要になります。

10つのパーソナリティ障害

ここからは現在のところ分類されている10つのパーソナリティ障害について解説します。障害とまではいかなくとも、みなさんもどれかの傾向には当てはまるものです。自分はどのパーソナリティ障害の傾向があるのかを知っておきましょう。また、障害になってしまっている方も定義を再確認し、しっかりと治療していくことが必要です。

1. 猜疑性・妄想性パーソナリティ障害:他人が信じられない

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1つ目は、猜疑性・妄想性パーソナリティ障害です。こちらのパーソナリティ障害は他人を必要以上に疑い、信じられないことが主な特徴になっています。あなたは初めての人と会った時にどのような感情になるでしょうか。人見知りな方は緊張、人付き合いが上手い方は好奇心など人によってさまざまですよね。猜疑性・妄想性パーソナリティ障害の方は「自分を都合よく利用するのではないか」や「自分をだまそうとする人」のように決めつけてしまいます。

このパーソナリティ障害のデメリットは人付き合いが上手くいかないことです。もちろん、他人を敵と認めてしまうので仲良くは慣れず、最低限の会話もしくは極端に避けるなどをおこなってしまいます。社会で生活するために人付き合いは必要不可欠なものなので非常に重大なデメリットになってしまうのです。

2. シソイド・統合失調症パーソナリティ障害:他人に興味がない

2つ目は、シソイド・統合失調症パーソナリティ障害です。こちらのパーソナリティ障害の特徴は他人や社会に興味が無く、無気力であることが主な特徴になっています。他人や社会への興味の強さは人によって異なるものですが、こちらのパーソナリティ障害の方は極端に関心が無いのです。「極端に」という部分が大切な判断材料になっています。

こちらのパーソナリティ障害のデメリットは人付き合いが上手くいかないことです。そもそも人と付き合いたいと思っていないので当然ですよね。物事に興味が持てないという方はシソイド・統合失調症パーソナリティ障害の傾向があると言えます。

3. 統合失調型パーソナリティ障害:他人と深い関係になれない

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3つ目は、統合失調症パーソナリティ障害です。こちらのパーソナリティ障害の特徴は親密な関係に嫌悪感を抱くのが主な特徴になっています。こちらは今までのものと違い、人との付き合いはある程度行うことが可能です。しかし、ある一定以上の関係性になると急に嫌悪感が生じ、距離をおいてしまうということが分かっています。

こちらのパーソナリティ障害のデメリットは人と深い関係を築くことができないことです。もちろん、人と深い関係を作らなくとも行える業務はありますし、業種や人によっては問題にならないこともあります。しかし、相手側からしたら仲が良かったのに急に距離を置かれると良い気分はしませんよね。結果的に相手から嫌われ、人付き合いの悪化につながる可能性があるのです。統合失調型パーソナリティ障害の方は、ある程度までなら仲良くなれることが逆にデメリットになってしまいます。

4. 反社会パーソナリティ障害:社会のルールに反抗する

4つ目は反社会パーソナリティ障害です。こちらのパーソナリティ障害の特徴は社会の常識・ルールを守ろうとしない、他人を傷つけることに罪悪感を一切感じないなどが主な特徴になっています。一般的にもサイコパスという言葉が認知されていますが、こちらのパーソナリティ障害のことを指していることが多いです。また、性格として衝動性が高く無責任、自己肯定感が高いことも分かっています。

こちらのパーソナリティ障害のデメリットはもちろん、社会に上手く適応することができないことです。適応できない結果、犯罪などにも簡単に手を出してしまうことが分かっており、反社会性パーソナリティ障害の人は若くして死亡しやすいというデータが発表されています。

5. 境界性パーソナリティ障害:人と関係をもつことが怖い

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5つ目は、境界性パーソナリティー障害です。こちらのパーソナリティ障害は対人関係などに対して極端に不安感を感じることが主な特徴になっています。こちらのパーソナリティ障害の方は常に嫌われていないのかななど考えてしまい、心に苦痛が残り続けてしまうのです。また、アメリカの調査で発症者のうち7割が女性だということも分かっています。

こちらのパーソナリティ障害のデメリットは極端に内向的になり、自分から行動ができなくなることです。また、それら症状が長年続いた結果、うつ病、心的外傷後ストレス障害(PTSD)、摂食障害などが合併症として出てきやすいことが分かっています。

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