- 人と話すのが苦手になったのはなぜ?ストレスや仕事が原因になる?
- 「人と話すのが苦手」にもタイプがある
- 人と話すのが苦手な人の6個の特徴
- 1:自己肯定感が低く自信がない
- 2:緊張しやすく相手に遠慮する
- 3:頭でわかっていても言葉が出ない
- 4:ネガティブシンキング
- 5:自分の話ばかりしてしまう聞き下手
- 6:プライドが高くマウントを取りがち
- 話すのが苦手な人の特徴は女性と男性と違う?
- 「人と話すのが苦手」を克服する対処法
- 結論から話すことを心がける
- 聞き手に回ることを意識してみる
- コミュニケーショントレーニングを利用してみる
- 人と話すのが苦手・考えを言葉にできないのは病気や発達障害で起こる症状?
- 喋るのが苦手・極端に会話が続かない場合は発達障害の可能性も
- 人と話すのが苦手だからこその長所を活かすのもおすすめ
- 人と話すのが苦手なのは悪いことじゃない!感情をコントロールしながら会話を楽しもう
この記事の目次
人と話すのが苦手になったのはなぜ?ストレスや仕事が原因になる?
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「人と話すのが苦手」という状態は、基本的に過去の経験が原因で引き起こります。過去の対人関係でトラウマや苦手意識を強く感じることで、人と上手にコミュニケーションをとれなくなることが多いようです。人と話すのが苦手な人は対人関係で自分が傷付くことを恐れ、会話において自分を閉ざしてしまう傾向もあるとか。
つまり、「人と話すのが苦手になる」ことは個人だけでなく、周囲の環境も大きく関わっていると考えて良いでしょう。会話に対する強いストレスや仕事におけるひどい失敗なども十分な要因となります。「自分に自信がない、無視されると思い込む、などの個人的な要因ももちろんありますが、この要因すらも掘り下げると他人の影響によって形作られるものです。過去に否定されたり、無視されたりした経験が、自己肯定感の低下を引き起こしている可能性もあるでしょう。
参考:『対人関係に苦手意識を持つ学生による意識変容プロセスの検討』安部実氏・奥野雅子氏
(https://iwate-u.repo.nii.ac.jp/records/15440)
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「人と話すのが苦手」にもタイプがある
「人と話すのが苦手」と一口にいっても、その中にはさまざまなタイプが存在します。距離感がわからない・無視を懸念している・大人数に対応できない・フォーマルな場で緊張するなどさまざまな観点から人と話すのが苦手だと感じている人がいるのです。
そのため、「人と話すのが苦手なすべての人に適した対策」を見つけるのは非常に難しく、それぞれのタイプに合わせた対策をとることが重要になります。それぞれのタイプで人と心地よく話すための糸口やコツを模索し、地道に実践を重ねていくことで人との会話への苦手意識を緩和していくのが解決への道です。
参考:『対人関係に苦手意識を持つ学生による意識変容プロセスの検討』安部実氏・奥野雅子氏
(https://iwate-u.repo.nii.ac.jp/records/15440)
人と話すのが苦手な人の6個の特徴
ここからは、人と話すのが苦手な人に共通しやすい特徴を紹介します。もちろんすべての人と話すのが苦手な人に該当するわけではありませんが、以下のポイントは統計的にみてみられやすい傾向なので、会話が苦手な人はぜひ参考にしてみてください。
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1:自己肯定感が低く自信がない
人との会話への苦手意識には、自己評価の低さが大きく関係すると考えられています。「相手からどう思われるのかという不安」「会話が思い通りにいかない自己嫌悪」などで、人と話すのがどんどん苦手になってしまうのです。自分に自信がない人は、心地よく自分の意見を言ったり、相手に反論したりしにくくなります。
国立青少年教育振興機構の調査によると、「自分自身に満足している」という質問に対して「そう思う」「どちらかといえばそう」と答えた日本人は調査全体の47.1%だと判明しました。調査対象の約半分もの人が自分に満足していないという、日本人の自己肯定感の低さを顕著にした結果です。
参考:NewsWeek 日本版 『日本人の自己肯定感は本当に低いのか?』
(https://www.newsweekjapan.jp/stories/woman/2022/09/post-758_2.php)
2:緊張しやすく相手に遠慮する
他者との関わりに緊張しやすく、相手に遠慮する癖がある人は人との会話が苦手になりやすいでしょう。控えめに立ち回ってしまうため、自分の意見を通しにくく受け身になりがちです。意見があっても自分の中に留めようとするため、ストレスを感じて会話への苦手意識が生まれてしまいます。この場合は自分の消極的な一面を理解し、会話で意見を言えるコツを掴むことが大切です。相手に遠慮しがちな自分の傾向を捉え、少しずつ意見を通す経験を重ねていく必要があります。「意見を言う」「反論する」という経験を重ねることで、会話への苦手意識を払拭していきましょう。
3:頭でわかっていても言葉が出ない
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会話をしている際に、頭でわかっていても咄嗟に言葉が出ないというタイプの人もいます。人に注目されたり、意思を主張したりすることに圧倒されて言葉がまとまらない人が多いようです。また、交感神経が優位になっている場合も咄嗟に言葉が出なくなることがしばしば。ストレスや緊張で交感神経が働き、呼吸をするので精一杯になってしまうこともあるのです。
また、「咄嗟の行動」 は緊急を要する活動として大脳辺縁系に脳のシステムが作用して実現するもの。健常者には本来備わっている能力と考えられます。そのため過度に言葉が出ない状態が発生したり続いたりする場合は、脳卒中や脳腫瘍、失語症、失声症などが原因である可能性もあるので要注意です。
参考:「とっさの行動」とフレーム問題 一現生人類における脳機能の進化一 矢後長純氏
(https://cir.nii.ac.jp/crid/1050282813219291136)
4:ネガティブシンキング
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何事もネガティブに捉え、深く考えすぎてしまう人も会話が苦手になる傾向にあります。このタイプの人は、会話への苦手意識を持っている自分にもネガティブな感情を持っていることが多く、コミュニケーションそのものが苦手になりがちです。他者への否定、自分への否定の両方を抱えて会話ができなくなってしまいます。
さらに特定の人に対して抱く苦手意識は、自己否定を促進してしまうことも判明。理想としている自分と現実の自分の剥離がひどくなり、どんどんネガティブシンキングに陥ってしまいやすくなるのです。
参考:対人苦手意識に影響を及ぼす2つの要因 対人苦手意識の原因帰属と人づきあいにおける苦手意識 日向野智子氏
(https://core.ac.uk/download/pdf/268585069.pdf)