悪霊と怨霊って何が違うの?彼らがもたらす災いの違いや条件をスピリチュアリストの筆者が解説!
悪霊と怨霊の違い
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悪霊と怨霊。これら霊的な存在は詳しい意味を知らなくても、何か恐ろしいものであると直感的に分かるのではないでしょうか?では、実際に悪霊と怨霊はどのような違いがあるか見ていくことにいたします。
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1.悪霊の意味
悪霊は「あくりょう」という読み方になる言葉ですが、良くないことやよこしまな意味合いを持つ「悪」という文字と、死者の魂などを示唆する「霊」が組み合わさった言葉です。この悪霊はネガティブで負の波動を帯びているマイナスエネルギーが満ちている霊のことを指しています。マイナスの波動を放つ良くない霊としては、浮遊霊や地縛霊を始め、生霊・妖怪などがありますが、これらをまとめて悪霊と呼んでいるのです。
海外では「悪魔=悪霊」と解釈されることがありますが、日本では現世に対する想いを残して死んでいった霊魂を指すこともあります。彼らの魂は現世での残留思念がマイナスの波動を帯び、悪いエネルギーを残しながら亡くなっているのです。しかし悪霊の多くは、人に対して災難や不幸な出来事をもたらす悪しき霊的存在と言っていいでしょう。
2.怨霊の意味
「怨霊」は「おんりょう」という読み方をしますが、恨みというニュアンスのある「怨」に魂の意味を持つ「霊」で構成されています。この「怨霊」は自分がこの世で受けたひどい仕打ちに憎しみを抱いて死んでいった霊魂であり、祟りをなす死霊と言っていいでしょう。中には、生きたまま強い恨みを念を抱いて生き霊となるケースもよくあるとか。特に生きている間にひどいことをされて、その憎しみを持ったまま死んでしまった怨霊は、加害者に対してその仕損にまで悪い影響を及ぼすことがあるのです。
怨霊は悪霊と同じくマイナスの波動を持ったエネルギー体であり、現世でひどいキ仕打ちを受けたり、自分の不幸な境遇について恨みを残して死んでいった霊魂。そのため非常に強い恨みのパワーを持つ霊的な存在としては、悪霊と比べてみると周りに対する影響度合いが異なることが分かります。悪霊は恨みの対象となる人間だけに悪影響をもたらしますが、怨霊の場合は恨みが及ぼす範囲がとても広く、多くの人々に災いをもたらすと言われているのです。
しかも、怨霊を祓うことは大変難しいとされているために、非常に恐ろしい存在として恐怖の的になっています。
悪霊と怨霊が引き寄せる災いとは?
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悪霊・怨霊ともにマイナスエネルギーの霊的な存在のために、周囲に悪いことをもたらしてしまいます。では、この2つの霊的なものはどのような災いを引き寄せるのでしょうか?
1.悪霊が引き寄せる災い
マイナスエネルギーの塊でもある悪霊。悪霊が私たちに災いをもたらすのは、人間に取り付いた時に起こります。いわゆる「憑依」というものですが、よくあるのは全く分からない病気を患ってみたり、自分自身で感情をコントロールしきれずにキレやすくなるような現象。この他には大切なものを失したり、突発的にトラブルに巻き込まれてしまうこともあるでしょう。
あるいは、食生活の乱れや過度な飲酒の欲望を抑えきれずに健康障害に陥ってしまうこともあるかもしれません。このようなことが起きた時、本人は全く自覚できておらず他人に指摘されることも。もし、これらのようなことが自分の身に起こったなら、悪霊の仕業の可能性があるかもしれないのです。
2.怨霊が引き寄せる災い
次に怨霊が引き寄せる災いについて考えてみましょう。怨霊がなす災いはかなり恐ろしいもので、怨霊が人として生きていた時に芽生えた恨みの対象は、恨んでいる相手とその一族や血縁者だけではありません。その子供や孫・ひ孫を含めた末代までが恨みの対象となってしまいます。その恨みの念はあまりにも凄まじく、現世に生きている間に、死ぬ以上の苦しみか襲いかかってくるのです。まさに生き地獄を味わされると言ってもいいかもしれません。
また、本人を含めて親族や子孫まで原因不明の病気や事故などのトラブルに悩まされて、何度も何度も不吉なことが降りかかって来るのです。ひどいケースになると、愛する家族が命を落としたり、行方知れずになることも珍しくはなく「どうして私たちにこんな不幸なことばかりが続くの?」と思ってしまうほどでしょう。
悪霊と怨霊が生まれる条件には違いがある
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このように悪霊や怨霊は私たちに災いをもたらすマイナスの波動を持つエネルギー体ですが、これらの霊的な存在が生まれる条件が異なっていることも知っておいた方がいいでしょう。