対処法や予防法なども併せてご紹介しているので、悪霊の対策についても知りたい方は是非最後までチェックしてみてくださいね。
そもそも悪霊とは
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悪霊とは、名前の通り悪影響を及ぼす霊的存在のことを指しています。何らかの強い因縁や思いで現世に留まり、生きている人間に取り憑いて不幸にしたり、希望を奪ったりすることがある恐ろしい存在です。また悪霊は、存在理由や起源、影響力によって種類が細分化しているのも特徴。様々な理由や意味を持っているので、一概に悪霊と言ってもその実態を掴むのは難しいと言えます。
症状としては心当たり、または原因が分からない体調不良や気分の落ち込みが続いている時、漠然と不安・気持ち悪いなどの症状が続いている場合は、悪霊が関係していることが多いようです。さらに感情面では嫌な記憶や思考が離れないという症状も見られると言われています。
悪霊とスピリチュアルの関係
霊的存在はもともとスピリチュアル世界との結びつきが非常に強いもの。先祖霊や守護霊など、私達に導きや守護を与えてくれる存在も多くありますよね。しかし悪霊は私達の人生に影を落とし、特に強力なものだと自殺や殺人を促すものもいると考えられています。スピリチュアル的に見ても害のある存在で、私達は自分自身を悪霊から守り、遠ざける必要があるのです。
特に悪霊は、スピリチュアル的には地獄の範囲を広げようとしている存在だとも考えられています。生きている人間に取り憑き、心に地獄をもたらして行動や感情を負の力で支配することで、現世の至る所に地獄を広めることを目的としていると言われていますよ。
悪霊の8つの種類
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ここからは、悪霊の8つの種類について詳しく解説していきます。存在理由や起源などもご紹介しているので、是非自衛の情報としてチェックしてみてください。
1:浮遊霊
浮遊霊とは、自分の死を理解していない死者、または受け入れず現世に留まって浮遊している魂を指します。加えて浮遊霊には突然の死でこの世に未練がある場合も少なくはなく、死を理解しても拒否し続けることで現世で迷子状態になっている霊も含まれていますよ。現世に留まりたい、死を否定する、という思いが存在理由になっていることがほとんどです。
そんな浮遊霊は現世に最も存在している数の多い霊体で、霊感のある人などが最も見かける霊でもあります。中には気の済むまで浮遊したら満足をして成仏する霊もいますが、生者への執着が強く取り憑こうとする霊もいるので、悪霊と分類されることが多いようです。
2:地縛霊
地縛霊とは、浮遊霊と同じく自分の死を受け入れず、固い意志を持って現世に留まっている魂のことを指します。不慮の事故や災害などで亡くなった魂が多く、死んだ場所に留まって、死の理由や死の原因について考えてその地に縛られてしまうのです。一方で誰かに対する強い恨みなどを持っている場合は、自死などでなくなった魂も現世にとどまって誰かを恨み続けることがあります。
また地縛霊は、迷っている浮遊霊と違い自らの選択で現世にとどまっているのが特徴です。成仏を望んでいない場合も多く、縛られている場所に遊び半分で近付いたような人に悪影響を及ぼします。
3:生霊
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生霊とは現世を生きる生者の念が集合し、1人歩きするような実態を持ったもののこと。生きている人間の魂のかけらが肉体から離れ、誰かのもとへ飛び、取り憑いた相手に悪影響を与えることが多いようです。中には取り憑くことで、相手にポジティブな気持ちや応援を与える良い生き霊もいます。いずれにせよ生き霊を飛ばしている本人は無意識で行っていることがほとんどなので、まずは自分が生き霊を飛ばしていないかチェックすることも大切です。
生き霊を飛ばしている場合はエネルギーと魂の一部が欠如した状態になるので、気怠さや放心状態などが起こりやすくなります。誰かに対する執着や嫉妬や恨みなど、様々な感情で生き霊は飛んでしまうので、注意が必要です。取り憑かれた側も急な不調や怪我などに見舞われることが多くなるでしょう。
4:動物霊
動物霊とは、生きていた動物が死んで霊になったものだと考えられがちですが、実は違います。一般的な動物霊は精霊に近い存在として考えられています。もちろん死んだ動物から抜け出した魂が動物霊になることもありますが、大抵の死後の動物の霊は人間と同じように成仏するか浮遊霊となるそうです。
そんな動物霊は一般的な悪霊よりも影響が大きく、取り憑いた人に甚大な被害を与えるのが特徴。不運を招く強力な力を持っているので、悪霊と考えられることが多いようです。有名なのは狐や狸などの霊で、様々な不運やトラブルを引き寄せます。