- 欲求を抑えられないメカニズム
- 人間の本能?エス(イド)とは
- 倫理を司る?超自我とは
- 自分らしさ?自我とは
- 欲求が抑えられない人のしくみ
- 浮気・不倫……タブーを犯してしまう4つのメカニズム
- メカニズムその1:自尊感情の低下
- メカニズムその2:自傷行為
- メカニズムその3:栄光浴
- メカニズムその4:認知的不協和
- 浮気や不倫、調査結果による男女の違い
- その1 女性は男性より浮気・不倫をしない?
- その2 女性の浮気・不倫は本気になりやすい?
- 浮気や不倫をする女性の3つの特徴はこれ
- その1. 倫理観が低い
- その2. 自己評価が低い
- その3. 上昇志向が強い
- 浮気・不倫をする女性は内面に抱えているものがある
この記事の目次
欲求を抑えられないメカニズム
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有名人の浮気や不倫が昔から令和の現在に至るまで、ニュースを騒がせていますね。その度に当事者は世間からバッシングを受けているのに、なぜまた同じことで騒がれるのか……。浮気や不倫に走ってしまう人間をこころのメカニズムから紐解いてみましょう。
人間の本能?エス(イド)とは
精神分析療法並びに精神分析学を創始したフロイトは、「心的装置の考え」として、人間のこころを3つの領域に分けました。そこで、無意識の中にある快楽原理に従う本能的衝動・エネルギーを「エス(イド)」と名付けたのです。
倫理を司る?超自我とは
フロイトが3つに分けたこころの領域の内、倫理的・理想主義的機能を担うのが「超自我」です。「超自我」の役割は、本能的な「エス」の欲求を検閲すること。認められた欲求は次の「自我」に上りますが、認められない欲求は意識下に締め出されることになってしまいます。
自分らしさ?自我とは
3つ目の領域である「自我」は、聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。「自我」とは、現実と「エス」と「超自我」を適切に折り合わせる調整役です。外界と自分の内面を調整し、個人としての統一性を維持していく機能となっています。
欲求が抑えられない人のしくみ
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こころのしくみについてフロイトの説をもとに説明しました。浮気や不倫は正に快楽原理に従う本能的衝動・エネルギー「エス」によって起こされるのでしょう。しかし、その欲求があっても抑えられる人もいます。それは、倫理をつかさどる「超自我」が浮気・不倫したいという「エス」の欲求を退けているためです。
つまり心理学の面からは、浮気・不倫に走ってしまう人は倫理的な「超自我」が未発達である、ということができます。
浮気・不倫……タブーを犯してしまう4つのメカニズム
こころのしくみをもとに、浮気・不倫をしてしまう原理について紹介しました。次に、浮気・不倫はタブーだと分かっていても犯してしまうそれぞれのパターンをみていきましょう。
メカニズムその1:自尊感情の低下
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「自尊感情」とは「自分への評価」とも言えます。人は時に、自分と他人と比較したり、ミスをしてしまうことで自分の評価を下げてしまうことがありますよね。そのような自尊感情が低くなっている時にそれを上げてくれる他者がいたら、例えその人にパートナーがいても惹かれてしまう場合があるのかもしれません。