女教皇のカードの意味:概要
女教皇のカードは英語で「The High Priestess」と言い、”priestess’は女性の祭司という意味になります。それに”high’とついているので、位の高い女性の祭司といった意味になりますね。女教皇のカードは直感や平常心、知性や安定した心理状態を意味します。
また、知識や学問のカードとも言われていますよ。彼女が手に持っている「TORA」と書かれた書物は「トーラの書」と言われ、ユダヤ教の律法書です。それゆえ、このカードは、高い知性や知識、品位、論理性を意味しているのですね。知識は直感となり、自分自身にひらめきを与え、結果的に助けになります。そして女性的な感性もふんだんに感じることができるカードです。女性ならではの視点や勘は柔らかく、時に鋭いものですよね。このカードはそんな女性性をも強く表しているカードなのです。
1. キーワード
女教皇の正位置のキーワードにはこのようなものがあります。
・直感
・聡明
・安心
・期待
・満足
・性格の良い女性
・神秘的
・二元性
・真面目
・カウンセラー
・知性
・神秘
・英知
・判断
・理性
・直感
・精神
・信頼
・余裕
・充実感
・ゆとり
・清らかな心
・女性の内面
・感性
・雰囲気
これらのキーワードを紐解くと、自分がニュートラルな状態にいることを意味しています。ニュートラルはすなわち中庸と言う言葉にも言い換えられますね。バランスが取れた状態と言うことです。ニュートラルな状態は快でも不快でもなく、無なのですよ。これは一見良くない状態なのではないのかと疑問に思ってしまいますが、実は大事なことなのです。
ニュートラルな状態を保てているということは、自分の感情をコントロールできているということになります。すなわち、自分という人間をうまく操縦(コントロール)できているということになるのです。決して感情を殺せ、無感情になれと言っているわけではないので履き違えないようにして下さい。
筆者も感情がすぐに表れるタイプなので、このニュートラルな状態を保つのは大変です。精神性の高い女教皇だからこそなせるわざなのかもしれません。女教皇は知性も感性も身についているので、自分の中にある、膨大な知識と経験をもとに、直感が働くのです。常に中庸で、知識もあり、きちんと見定めることもできるこのカードは、非常に高貴なカードと言えるでしょう。
2. 女教皇のカードが映すこと
女教皇の正位置のカードは、直観力か冴えわたることを意味しています。自分の考えや直感力を素直に信じることで幸福が舞い込みますよ。また、人を信じることも自らの幸福に寄与します。自分も周りも全てがあなたの味方なのです。
突然の状況の変化や展開なども訪れそう。しかしそのような変化があっても、落ち着いて対処できそうです。それどころかその波に乗り、見事に乗りこなすことまでしてしまうでしょう。それくらい余裕に満ちているあなたは、まさにカードに描かれている女教皇のように中庸で高貴な存在と言えるのでしょうね。
3. 女教皇のカードが出たときの行動
女教皇の正位置が出たときは、相手を信頼し、心を開きましょう。周囲は必ずあなたの味方になってくれます。そのためにはまずあなたが心を開かなければ、当然ながら相手は心を開いてくれません。あなたが心から相手を信頼すれば必ず相手もそれに応えてくれるはずなのですから。理性的になることも必要です。感情に振り回されず、自分をしっかり持ちましょう。精神的な意味で自立をすることで、精神面での安定や充足感が得られますよ。