スピリチュアル見えない力霊・霊感

黒い蝶の持つスピリチュアルな意味6選!不吉?それとも吉兆?黒い蝶が運ぶメッセージを精神世界を研究する筆者が徹底解説!

世界に伝わる黒い蝶のスピリチュアルな意味

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その優美な姿と珍しい色合い、めったに見られない黒い蝶には背柿各国の神話から宗教書、民間伝承に至るまで様々な言い伝えがあります。いわれにはご先祖様のように死とつながるものや生まれ変わりなど、蝶の習性から考えられた昔の人々の思想が反映されているようです。

1.中央アメリカ・フィリピン・中国:死

黒い蝶が家の中に入り込んできたら近い内に死者が出る予兆、または既に亡くなった人がいた印とは最もよく伝えられている話。死者の国からのメッセンジャーとして黒い蝶は見た目がうってつけと考えられていたからでしょう。中央アメリカ・フィリピン・中国でも黒い蝶が象徴するのは死・死後の世界であり、死者の出た家に飛んでくることになっています。

2.キリスト教社会・ケルト神話:新生

聖書によると黒い蝶は高貴な人々に新生する魂を、天国からの贈り物として地上に届ける存在です。逆にケルト神話では生まれ変われないでいる死者の魂が、生前のお気に入りの場所に舞い戻る姿を黒い蝶ととらえているのが興味深いと思いませんか?いずれも恐れを抱かせるメッセージではありません。

3.古代ヨーロッパ:変化

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黒い蝶はその色から夜や月と深くつながっているともいわれます。1日のサイクル、季節の移り変わり、月の満ち欠けなどの変化を象徴する存在が黒い蝶なのです。古代ヨーロッパの哲学者は、蝶の一生を人の一生と同じととらえ、変化の定義づけをしていました。死や病など不幸を意味することが真っ先に思い浮かぶ黒い蝶ですが、ネガティブな状況をきっかけによりよい方向へ変わらせるというメッセージを持つ存在でもあります。

4.ギリシャ神話・アステカ神話:転生

ギリシャ神話では神様の力によって転生し、死から逃れることのできたとされる生き物、黒い蝶はスピリチュアル性の高い存在として紹介される生き物です。黒い蝶を見かけた時を境に新しいことにチャレンジしてみるなど、転機の訪れを確信して前進できる、タイミングと環境を大切にするといいのではないでしょうか。

南米のアステカ神話によると、昼を司る女神イツパパロトルの変身した姿が黒曜石の蝶と呼ばれる黒い蝶。美しい黒い蝶に変身して昼間の世界を飛び回るとされる女神は同時に、出産中に亡くなった女性の守護神でもあります。黒曜石には強い浄化作用があり、邪悪なものからあなたを守ってくれる守護の石。イツパパロトルと並び、アステカ神話に登場する人類最初の女性も蝶と深く関係すると伝えられていることから妊娠・出産を転生と見ることができますね。

黒い蝶の夢

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現実でも出会う機会の少ない黒い蝶が夢の中に現れて来たら、そこにはより特別な意味があると考えられます。お花畑のような明るい場所に黒い蝶の取り合わせはめったになく、眠りの世界で見ると驚いたり、違和感を感じて目覚めてしまうことも多いようです。黒い蝶の夢が意味することを2例あげましょう。

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