6歳は本当に反抗期?3人の子供を育てた筆者が語る特徴と上手な接し方を解説 – Mistory[ミストリー]
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6歳は本当に反抗期?3人の子供を育てた筆者が語る特徴と上手な接し方を解説

6歳頃になると、「急に言うことを聞かなくなった」と戸惑う親御さんも少なくありません。でも、それは必ずしも「反抗」ではなく、心が成長している証かも。筆者自身が3人の子育てを通して感じた、6歳ならではの特徴や反発の背景、そして親としての関わり方について、実体験を交えてお伝えします。反抗期を「困った時期」で終わらせないために、今、私たちにできることを一緒に考えてみませんか?

そもそも6歳の反抗期ってどんな時期?

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6歳は、「もしかして反抗期?」と感じる場面が増えてくる時期です。でも、それは心と体が大きく成長している証でもありますが、ここからは6歳ならではの内面の変化や反発の背景について、わかりやすくご紹介します。

1. 6歳は「第二次反抗期」の準備期間

6歳は、「第二次反抗期」といわれる思春期の反抗に向けた“準備期間”とも言われています。この時期の子どもは、自我がぐんと育ち始め、「自分で考えたい」「自分で決めたい」という気持ちが強くなってきた証拠。そのため、大人の言うことにあえて反発したり、理屈っぽくなったりする場面も出てきます。でもこれは、心の成長が順調に進んでいるサイン。急に手がかかるように感じるかもしれませんが、実はとても大切なステップなのです。

2. 親の言うことを聞かないのは成長の証

6歳頃になると、親の言うことに素直に従わず、「いやだ!」「自分でやる!」と反発する場面が増えてきます。つい叱りたくなってしまいますが、実はこれこそが自立への第一歩。他人の指示に従うだけでなく、自分の考えを持ち始めた証なのです。自分の意見を言えるようになったことは、大きな成長であり、喜ばしい変化。否定するのではなく、「そう思ったんだね」と受け止める姿勢が、子どもの心を育てる大切なカギになります。

3. 心と体のバランスが取りづらい年ごろ

6歳は、心と体の発達スピードに差が出やすい時期です。そのため、感情と行動がうまく噛み合わず、頭ではわかっていても気持ちが先走って泣いたり怒ったりしてしまうことがあります。大人の目にはわがままに見える行動も、実は本人なりに一生懸命。ただ、その気持ちをまだうまく言葉にできないだけなのです。こうしたアンバランスさは一時的なもので、成長の過程でよくあること。焦らず、あたたかく見守ってあげてくださいね。

6歳の反抗期に見られる主な特徴

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ここで、6歳の反抗期に見られる主な特徴をいくつか挙げてみましょう。

1. とにかく「イヤ!」が口ぐせ

6歳前後の子どもは、とにかく「イヤ!」が口ぐせになりがちです。本心ではそう思っていなくても、まずは反発するような態度をとることが増えてきます。でもこれは、親の言うことにただ従う存在から、自分の意思を持ったひとりの人間へと成長している証。言い返すことで、「自分はこう思う」と主張しようとしているのです。子どもが発する「イヤ!」の中には、その子なりの思いや考えがぎゅっと詰まっています

2. ルールや指示に反発するようになる

6歳になると、親や先生からのルールや指示に素直に従わず、反発するような場面が増えてきます。でもこれは、「自分の考えで行動したい」という気持ちが強くなってきた証です。たとえば「片付けて」と言われたときに、「今やろうと思ってたのに」と反抗的な返事をすることもあるかもしれません。大人の目には反発しているように映っても、実は自立心が芽生え始めているサイン。叱るよりも、まずはその気持ちに寄り添うことが、子どもの心を育てるうえで大切になってきます。
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