異世界転生はあり得る?生まれ変わりと違う?4つの観点からスピリチュアリストの筆者が解説!
異世界転生とは?輪廻転生とは少し違う
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昨今では漫画やアニメを中心としたさまざまな作品で、異世界は人気の設定ですよね。中世風であったり、魔法が存在したり、漫画の世界であったり、個性豊かな異世界が存在しています。そんな異世界への転生は、輪廻転生と同一されることも少なくありません。しかし、輪廻転生とは「苦しみのある世界に再び生まれ、魂の修行を行う」という考え方です。異世界転生のように、転生先を謳歌するという状態は基本的にないといえます。この点が、異世界転生と輪廻転生の決定的な違いです。
参考:朝日新聞 ポッドキャスト 「なろう系の「異世界転生」って、仏教の輪廻転生? マンガ好きの禅僧と考えた #676」
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異世界転生は平行宇宙・パラレルワールドが舞台になる
異世界転生は、並行して存在する別の宇宙や、パラレルワールドが舞台になることも多いですよね。フィクションの中でも、現在私たちが暮らしている世界と似ている点があったり、基本的な常識が同じであったり、共通点のある別の世界に転生します。有名な都市伝説として知られる『きさらぎ駅』でも、迷い込むのはこの世界のようでありながら、奇怪な雰囲気のパラレルワールドです。実際に学者や研究者の中には、平行宇宙やパラレルワールドの存在を完全には否定できないという見解を持つ人もいます。
マルチバースとは私たちの宇宙以外の『多元宇宙』
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異世界とマルチバースはそれぞれの詳細が少し異なりますが、類似点の多い概念です。まずマルチバースは、私たちが暮らしている宇宙以外に存在している『多元宇宙』を指します。時空の中に、たくさんの宇宙が誕生していて、それぞれが独立した世界として機能している状態ですね。そして、異世界は基本的に1つの別の世界を指す言葉であり、多数の世界が存在するとは示しません。仮に異世界が複数存在するならば、それはマルチバースに近い概念なのです。マルチバースの設定を採用している作品も、並行してさまざまな世界が存在する傾向にあります。
異世界転生の4つの特徴
ここからは、異世界転生について4つの特徴から詳しく紹介します。異世界についてある程度判明していることや考えなどをまとめているので、ぜひ最後までチェックしてみてください。
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1:この世界と同じような世界が複数存在している可能性
異世界に関して、まず「この世界と同じような世界が存在している」という概念が存在しています。現実の世界で行わなかった行動をとった世界が、複数存在する可能性あるのです。例えば1つのりんごがあり、実際にはりんごを食べたとします。するとりんごを食べなかった世界、りんごを半分だけ食べた世界、りんごを調理して食べた世界的など、複数の実現したかもしれない世界が生まれているかもしれません。この考え方は、マルチバースに近いといえます。
2:ニュートリノによって並行宇宙の存在が観測されかけた?
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過去には、宇宙空間で発見された『ニュートリノ』という粒子を調査するアンテナ『ANITA』の実験で、並行宇宙が存在している可能性を示唆する結果が観測されたという報道もありました。一般的に宇宙から降り注ぐ形で観測される『ニュートリノ』ではなく、地球から上向きに飛ぶ『タウニュートリノ』が観察されたためです。
『タウニュートリノ』は『ニュートリノ』と反対の動きをする粒子で、この存在が観測されたことで、私たちの宇宙と全てが逆転している並行宇宙が存在しているのでないか、という結論が出ました。しかしこれは研究者によって、『ANITA』の観測異常である可能性が高いと否定されています。科学的に解明することは難しいため、並行世界が存在するというロマンのある結論を信じることもできますが、可能性が極めて低いようです。
ニュートリノとは
宇宙に溢れている素粒子。宇宙の誕生や太陽、星、超新星爆発などさまざまなものから生まれる。人間の体をはじめとする、すべてを通り抜けられる物質である。
タウニュートリノとは
比較的重い高エネルギーの粒子。地上から上向きに放出される。