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松竹梅の3つの樹木が縁起がいい由来は?それぞれの理由や持つ意味を植物が好きな筆者が解説!

お正月の縁起物といえば松竹梅。門松やお酒の名前にも使われていますよね。日本では松竹梅はおめでたいもののシンボルとして慣れ親しまれています。ここでは松竹梅という3つの樹木は縁起がいいといわれる由来と理由、さらにそれぞれの樹木の持つ意味について植物が好きな筆者が解説しましょう。

松竹梅の由来と理由

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松竹梅という言葉はお祝いのときやお正月などによく聞きますがその由来を知っていますか?ここでは中国から伝わったという松竹梅の由来と理由やなぜ松・竹・梅の順番になったのかということを解説しましょう。

中国から伝わった絵のテーマ「歳寒三友(さいかんのさんゆう)」

松竹梅は縁起物という考え方は中国から伝わったといわれています。そのルーツは960年から1279年にかけて繁栄した宋の時代ごろよく使用されるようになった絵の題材「歳寒三友(さいかんのさんゆう)」

冬の極寒の時期でも緑が鮮やかなマツと成長が早いタケ、そして寒い季節に美しく素敵な花を咲かせるウメは強い生命力を感じさせ、とても縁起がいいものとして絵画などの題材にされたといわれています。

マツとタケは早くから日本で自生するようになっていました。そのためウメが渡来するより以前から力強い生命力などにあやかろうと縁起物として重宝されていました。松は平安時代、竹は室町時代には縁起物とされていたようですよ。はその栽培に江戸幕府が力を入れたことから一般庶民に知られるようになり、縁起物の仲間入りをしたといわれています。

松竹梅の順番に意味はある?

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お寿司屋さんや蕎麦屋などで注文する際に料理のグレードを表現するために「松竹梅」を使っていることがありますよね。一般的に「松」は特上、「竹」は上、「梅」は並を表現しているといえるでしょう。そのため私たちはなんとなく「松」が一番いいのかな?と思ってしまいます。

じつは「松竹梅」に順番などないということが真実。単に中国から日本に伝わってきた順番で呼ばれるようになったというわけ。とくにマツとタケは日本に梅が渡来してきた奈良時代後期には日本各地に自生しており、古くからその生命力の強さから縁起物として知られていました。ウメは最も遅く日本にやってきた樹木であり、貴族などの高貴な人々しかめでることができなかったといわれています。日本で梅が縁起物として使われるようになったとは江戸時代に入ってから。そしてこのころからを「松竹梅」を使い始めたといわれています。

マツが縁起がいいといわれる2つの理由

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松竹梅はお正月などの祝いの席によく用いられる縁起物。そのなかでも松は、長寿を意味する樹木として知られています。ここでは松は縁起がいいといわれるようになった2つの理由について詳しく解説しましょう。

理由1マツは特別な樹木と考えられていた

松は寒い冬でもいつも緑の葉をもつ「常緑樹」。日本ではとくに神聖な木として多くの神社に植えられています。それは松がとても生命力が強い樹木だから。そして天から降りてきた神様が一休みする場所ともいわれていますよ。マツという名前も「神様を待つ」という意味があるともいわれているそうです。

理由2生命力のあるマツは長寿の象徴

松の寿命は約1000年といわれるほど生命力が強い樹木。1000年生きるといわれる鶴が止まる木とも言われています。実際の松の寿命は200年から450年ほど。ほかの樹木と比較してかなり長生きですね。そのため古くからその生命力にあやかり長寿を得るためのシンボルとされるようになったといわれています。

また松は常緑樹。そのなかでも針葉樹の仲間である松は極寒の中でも美しい緑を一年中保っている樹木ですよね。すべての動物や植物がその生命活動を休止しているような冬の時期に美しい緑を保っている松は神秘的といえるでしょう。このことが松は不老長寿のシンボルともいわれる由縁といえるでしょう。

タケは縁起がいいといわれる理由

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竹は松から遅れること600年、室町時代のころから縁起物として重宝されています。一年中美しい緑の葉がはえる竹が縁起物といわれている子孫繁栄と成長が早いという2つの理由について詳しく解説しましょう。

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