人間関係

怒らせてしまったときはどう対処すべき?営業歴20年の筆者が解説

1.相手の気持ちを配慮していない

謝るにしても、相手の気持ちを考えていない謝り方はNG。「本当はそんなつもりはなかった」というような謝罪の仕方は油に火を注ぐだけです。相手はあなたの言い分を聞きたいわけではないことを理解しておきましょう。相手がどんな気持ちになっているのか、少なからず辛かったり悲しい思いをしているわけですから、相手の気持ちに寄り添って謝る必要があります。

2.言い訳をしてしまう

怒らせてしまった相手に謝罪するときに絶対やってはならないことは、言い訳をしてしまうことです。特に仕事でミスを犯してしまった場合、ミスをしてしまった理由をまずいう人もいます。確かにビジネスの世界ではミスを防止するために原因を究明する必要がありますが、言い訳を先にしてしまうとあなたへの印象が悪くなることも。確かに怒らせてしまった理由はあると思いますが、まずは相手に不快感を与えてしまったことを謝罪しましょう。

3.「誤解を与えてしまい」を含んだ発言

謝罪する言葉で「誤解を与えてしまい申し訳ありません」と言う人もいますね。これもまた使ってはいけないフレーズのひとつ。相手は「わかっているなら誤解させるような言葉を使うな」と思うはずです。「相手が勘違いしただけで、自分は間違っていない」という印象を与えてしまう可能性もありますので、相手の気持ちに寄り添った謝り方を心がけることを意識した方がいいでしょう。

4.うっかりミスを含んだ謝罪

自分に全面的に非があって謝罪するときに言ってしまいがちなのが「うっかり」というものがあります。これもまたあまり使ってはいけない言葉のひとつ。「つい」や「うっかり」という言葉を使うと「ちゃんと考えてた?」「スケジュールに入れてた?」と相手に思われてしまう可能性も大いにありえます。起こしたミスを軽く見ていると勘違いされ、謝罪の気持ちが相手に伝わりりにくいかもしれません。誰にでもうっかり忘れてしまうことはあります。だからといって、それを全面的に伝えるのは信用を失う原因となるでしょう。

ビジネスシーンでよくあるトラブル

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仕事でミスをしないよう気を付けていても、間違ってしまうことはあります。仕事上におけるトラブルはどのようなことが原因で起こりやすいのか解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。

1.経験不足が原因の曖昧な対応

ビジネスシーンでよく起こりがちなケースは、経験不足が原因となる曖昧な対応です。特に新入社員や中途採用など、経験が少ないもしくは浅い人が起こしやすいかもしれません。相手の質問や要望に対して知識や経験が少ないことから、その場を何とかやり過ごそうと適当な返事をしてしまうのです。あなたにとってはちょっとしたことかもしれませんが、のちに大きなトラブルに発展することもあります。相手は経験が浅いのか見ただけではわかりません。分からない場合は、素直に分からないことを伝えて、社内に持ち帰り確認して返答することが大切です。

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