後回しにしてしまうのは病気?先延ばし癖の対処法5つとデメリットを心理学に詳しい筆者が解説!
後回し・先延ばししない人の特徴
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物事を先延ばしにしない人は、実行力に優れており、とりあえず行動を起こすという特徴を持つ傾向にあります。完成度や緻密さを気にしすぎず、とりあえず行動をすることで先延ばしを回避できるのです。瞬発力や好奇心も強く、どんどんタスクをこなして人生を好転させられます。また、先延ばしにしないでタスクをこなすことに幸せを感じている人も多いようです。期限内に仕事や課題がきっちりと終わる、タスクがいつもすっきりと片付いていることに快感を抱く、という人は物事を先延ばしにしません。
先延ばし癖がない人の特徴
- 計画性がある
- 実行力がある
- 瞬発力がある
- 好奇心が強い
- リスクを予想できる
- 優先順位をつけられる
- 達成感を経験している
先延ばし癖のデメリット
ここからは、先延ばし癖に伴うデメリットを紹介します。先延ばし癖によって失うもの、不利に成ることをしっかり把握して、自分の先延ばし癖と向き合ってみましょう。
周囲の信用を失いやすい
先延ばし癖がある人は、タスクや仕事を期限内に終わらせることが難しいため、周囲の信用を失ってしまうことがしばしば。職場や学校にいる先延ばしがない人に差をつけられてしまいます。仕事を任せてもらえなくなったり、重大な仕事から外されたりするので要注意です。先延ばしを改善する意識のためにも、信用を失うという怖いシナリオを頭の中に入れておきましょう。日常生活においても先延ばしを繰り返すことで家族や友人、恋人の信用を失いやすくなってしまいます。
締め切り間際の心身のストレス
先延ばし癖によって、締め切り間際に肉体的にも精神的にも大きなストレスを抱えることになります。徹夜で作業をしたり、休みを削って仕事を進めたりして、体調や心の状態を悪くしてしまうこともあるでしょう。このような先延ばしを繰り返せるのは、体力のあるうちだけであると肝に銘じておくことが大切です。実際に医学誌『JAMA Network Open』に掲載された論文でも「先延ばし癖がある人は先延ばし癖がない人よりも肉体的不快感や孤独感、経済的困窮を抱えやすい」ということが報告されています。
クオリティの低下
先延ばし癖で慌てて行う仕事や課題は、クオリティが低くなりがち。短い猶予で焦りながら作業を進めるため、ミスも多くなってしまいます。そのため、仕事や課題が評価されにくくなるという致命的なデメリットを抱えることになるのです。また、短期間での行動は衝動的な失敗をしたり、認知の浅さが目立ったりすることも少なくありません。先延ばし癖がない人の結果と比較して、大きく劣ってしまう可能性が高いのが恐ろしいポイントといえます。