そこでこの記事では、四柱推命・空亡・天中殺について、スピリチュアリストの筆者が解説していきます。
四柱推命・空亡・天中殺とは?
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「四柱推命」「空亡」「天中殺」とは、一体どのようなものなのでしょうか?
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1.四柱推命:古代中国で生まれた東洋占術
「四柱推命」が占いの一種であることは誰でも想像がつくでしょう。より正確に言うなら、四柱推命は古代の中国で生まれた東洋占術です。生年月日や生まれた時間をもとに、人の一生を占う運命学と言っていいでしょう。具体的な占い方としては、生まれた年・月・日・時間を中核にして陰陽五行の観点で文字に置き換え、ここから命式というものを作り様々なことを占っていくのです。私たちがよく耳にする命式としては、十干と干支として慣れ親しんでいる十二支の組み合わせがありますね。
干支は60パターンにもなりますが、命式をあえて西洋占星術で例えるなら、ホロスコープのようなものと言った方が理解しやすいかもしれません。
2.空亡:十干と十二支を組み合わせた時の余りの二支
次は「空亡」について見ていきましょう。
「空亡」は、子〜亥までの「十二支」と甲〜癸などの「十干」を組み合わせた時に出てくる余りの部分、つまり「二支」のことを指しています。もう少し詳しく言うと、十二支は「子」「丑」「寅」「卯」「辰」「巳」「午」「未」「申」「酉」「戌」「亥」の12個。十干は「甲」「乙」「丙」「丁」「戊」「己」「庚」「辛」「壬」「癸」の10個。これらをそれぞれ組み合わせていくと2つ残ってしまいますが、この残りの2つが空亡になるのです。
なお、空亡には6つの種類があります。具体的には「子丑空亡」「寅卯空亡」「辰巳空亡」「午未空亡」「申酉空亡」「戌亥空亡」。四柱推命の空亡は「天から見放された時期」とされており、十二支が一巡する12年間のうちで2年が空亡になるわけです。
3.天中殺:天中殺は算命学で用いられる占術
「天中殺」はどのようなものなのでしょう?天中殺は空亡とほとんど同じだと言っても過言ではありません。ただし、この天中殺は算命学という世界で使われている言葉。算命学も中国から生まれた占術で、年・月・日から干支を引き出して人の生き様を占うというものなのです。四柱推命と算命学はかなり近いものがありますが、四柱推命の場合「出生時間」を核にしていますが、算命学では使われることはありません。そのため占う人の出生時間がどうしても分からない時は、算命学で占ってみるのがいいかもしれませんね。
天中殺や空亡は六星占術でいう大殺界
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天中殺と空亡は「自分の考えが通用しない時期」「願っていることが実現できない時期」と解釈することができます。この他に「大殺界」という言葉がありますが、テレビや占いの書籍でも目にしたことがある人も多いでしょう。これまで説明してきた「天中殺」「空亡」は、六星占術の世界で言われている「大殺界」に当たります。この「大殺界」とは「自分の意思で活動しても、期待した結果が得られない運気」のこと。
言い換えると「どんなに頑張っても物事が好転しない運気」と言ってもいいかもしれません。そのため大殺界の時期に入っていると、新しいことに取り組んでも成果が得られないため、ただ疲れてしまうだけなのです。
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天中殺・空亡は充電期間と理解すべき
「天中殺」「空亡」「大殺界」の意味を知ると、運気が低迷しているタイミングなので、不幸なことが起こりそうな印象を受けてしまうかもしれません。場合によっては、怪我や病気などの大きなトラブルに巻き込まれそうな予感すらします。しかし、決して心配する必要はありません。「天中殺」や「空亡」は、悪いことだけでなく、良いことも起らない「無の状態」なのです。運気が高まったり低くなったりしない状態で、エネルギーがゼロ状態になっていると思ってください。
例えるなら「ガソリンを切らした自動車」のようなもの。エネルギーが無い時はどんなに頑張っても意味がないので、この時期は自発的に動くのではなく次なる行動のために充電する期間を受け止めるべきでしょう。
空亡の期間の過ごし方
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では、空亡に入っている期間はどのように過ごすべきでしょうか?
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