その3 家庭環境が悪かった
幼少期の家庭環境がイマジナリーフレンドに大きく関係するでしょう。子どもの頃に親から厳しく躾けられたり、十分に甘えることが出来なかったりした場合に、孤独感を抱えたまま大人になってしまいます。そのような親からの愛情不足が原因となり、イマジナリーフレンドという架空の存在を作り出してしまうのです。自分を守ってくれるような存在を想像の世界に作り出すことで、現実で受けるストレスから目を背けようとしているのでしょう。
イマジナリーフレンドとは自分を守るための存在です
今回は、イマジナリーフレンドについて解説しました。あまり聞き慣れない言葉ではありますが、実際には大人になるにつれて忘れてしまうだけで、子どもの頃にイマジナリーフレンドがいたという人は多いのです。大人になってもその存在を覚えている人もいますし、大人になった今でもイマジナリーフレンドがいる人も珍しくありません。ほとんどの人は成長し、現実世界での人間関係に慣れていくうちに、自然とイマジナリーフレンドは消えるものです。しかし、極度に寂しさや孤独感を抱えていたり、現実に不満がある人は「架空の友達」を作り出すことで、自分自身を守っているのでしょう。