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イマジナリーフレンドとは?4つの特徴や大人がイマジナリーフレンドを作る3つの原因まで心理学好きな筆者が解説

その2 自分に近しい存在

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自分とよく似ている自分自身に近しい存在をイマジナリーフレンドにすることもあります。なぜなら、自分と同じような性格や境遇の存在を想像することで、何かあった時にも気持ちを理解してくれたり、助けになると感じたりするからです。そして、実際に現実世界でそのような存在が現れたときに、それまで自分の中にいたイマジナリーフレンドは自然に消えると言われています。

その3 自分とは正反対の存在

自分とは正反対の存在がイマジナリーフレンドになることもあるでしょう。人は誰しもコンプレックスがあり、それを補ってくれる存在をどこかで求めています。そんな思いから自分とは真逆の存在のイマジナリーフレンドを作り出し、安心感を得ようとするのです。そして、成長と共にコンプレックスが解消されたり、実際に自分とは正反対の存在に出会ったりした時に、イマジナリーフレンドはいなくなるでしょう。

その4 物語のキャラクター

絵本や小説のキャラクターをイマジナリーフレンドにすることもあります。自分が読んだ絵本や小説の登場人物をまるで友達のように身近に感じたとき、架空のイマジナリーフレンドとして想像し、一緒に遊んだりすることがあるのです。また、自分が持っている人形やぬいぐるみを好きなキャラクターに見立てて、イマジナリーフレンドとして遊ぶケースもあります。

大人がイマジナリーフレンドを作る3つの原因

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幼少期によく出現するイマジナリーフレンドですが、なかには大人になってからその存在が現れることもあります。どのような事が原因となり、イマジナリーフレンドを生み出してしまうのでしょう。

その1 現状に不満がある

現実に対して強い不満を抱いている人は、イマジナリーフレンドを作り出しやすいでしょう。なぜなら、自分だけの妄想の世界に入り込むことで、現実から目を背けることができるからです。世の中は「ストレス社会」と言われているように、普通に生きているだけでも疲れてしまうことが多いですよね。テレビやネットを開けば、暗いニュースや事件で溢れています。そのような時に自分の心の中に架空の友達を作り、妄想の世界で癒しを求める人がいるのです。

その2 日常生活に疲れている

イマジナリーフレンドを作る原因として、日常的に疲れていることも挙げられます。生きていたら仕事や家庭事情などで上手くいかないこともあるでしょう。人の悩みの大半は人間関係の悩みとも言われていますが、生きている以上は人との関わりをなくす事はできません。そのように慢性的な疲れが溜まったときにイマジナリーフレンドを作り出し、自分自身を癒そうとすることがあるのです。

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