兄弟姉妹の仲が悪いのはなぜ?よくある4つの原因と親ができる対処法7選を姉妹がいる筆者が解説 – ページ 2 – Mistory[ミストリー]
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兄弟姉妹の仲が悪いのはなぜ?よくある4つの原因と親ができる対処法7選を姉妹がいる筆者が解説

その2 共通点を認識させる

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兄弟仲が悪いときは、二人の共通点を認識させることがおすすめです。人は自分との共通点を見つけたときに親近感が湧いて、仲良くなりやすいという特徴があります。これは兄弟も同じで、どんなに性格や好きなことが違っても「二人ともこのお菓子が好きだね」「同じ寝顔をしているね」と声をかけるだけで、お互いに親しみを感じて仲が良くなる傾向が高いでしょう。どんな些細なことでも良いので、共通点を見つけて子どもたちに伝えてみてください。

その3 それぞれ認める

子どもたちの個性をそれぞれ認めてあげましょう。幼少期の環境や親の育て方が自己肯定感の高さに大きく影響するので、子ども一人一人を認めてあげることが大切です。自己肯定感が高まれば、人と比べなくなり嫉妬心もなくなるので、相手のことも素直に認められます。兄弟姉妹で得意なことも苦手なことも違いますが、それぞれの良いところを褒めてあげて、その子のアイデンティティを大切にしてあげましょう。

その4 親を独占できる時間をつくる

子どもそれぞれに親を独占できる時間をつくることもおすすめです。兄弟姉妹の仲が悪い原因として、「相手だけ親を独占していてずるい」という気持ちがあるかもしれません。習い事の帰りにママとお姉ちゃんだけでカフェに寄る、週に一度はパパとお兄ちゃんだけで公園に行くなど、子どもに寂しい思いをさせない為の工夫が大切です。下の子が産まれると、どうしても上の子は親をとられた気分になってしまうため、定期的に親を独占できる時間をつくってあげましょう。

その5 二人で何かをさせる

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兄弟仲が悪いときは、あえて二人で何かをさせる機会を与えましょう。たとえば、二人で協力してやらなければならない遊びやゲームをさせてみたり、二人きりでおつかいに行かせたりするのも兄弟の絆が深まるためおすすめでしょう。二人で力を合わせなければ達成できない試練を与えることで、お互いに助け合いながら心の距離を縮めることができます。親が年を取ってから兄弟で協力しなければならない機会が増えてくるので、幼いうちから一緒に何かをやらせることは大切です。

その6 喧嘩に口出ししない

兄弟喧嘩にはあまり口出ししないことがおすすめです。喧嘩になったときに毎回親が介入してしまうと、子どもたちだけで解決する力が養われません。また、どちらか一方の肩を持った場合に余計に兄弟間の関係が悪くなるでしょう。まずは、兄弟喧嘩が始まっても親はそっと見守ってあげてください。そして、子どもの方から助けを求められた時には間に入り、両者の意見を聞いて平等に話し合いを進めるようにしましょう。

その7 2人は仲が良いと伝える

日頃から「二人は仲が良いね」と伝えることも大切です。たとえば、兄弟で遊んでいるときや一緒にテレビをみているときなどに、ひとこと声をかけてみましょう。子どもたちも親に「あなたたちは仲が良いね」と言われたら、本当にそのような気がしてきて、お互いに歩み寄ろうという気持ちになるのです。「優しいね」と声をかけ続けると本当に優しい子に育つように、人間は他人から言われた言葉により変化していく傾向があります。

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