人を殺すとどうなる?現実的な罰だけでなくスピリチュアル的な観点から見た解釈をスピリチュアリストの筆者が解説
3.来世で人に殺される
三つ目は、来世で人に殺されるということが考えられます。このようなことが起きてしまうのは、全てカルマの法則に基づくもの。カルマの法則では、善因善果という言葉があるように、善い行いをすれば来世では善いことがあり、逆に悪いことをすれば来世では悪いことが襲いかかってくると言われているのです。人間は魂を成長させるために、この世でさまざまな経験を経て多くのことを学んでいくのですが、前世で犯した罪は来世で償う運命にあります。
そのため人を殺してしまった人は、来世で別の人に殺されるカルマを背負い生まれてくることが考えられるのです。
殺人を犯した人は現世だけでなく来世で償なわなければならない
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殺人を犯した人は、殺人罪という罪に問われて刑に服することになります。しかしその罪は現世だけでなく、来世でも償なわなければなりません。先ほども触れたように私たちが何度も転生するのはカルマの法則に基づいているから。まさに因果応報の結果であり、良いこと・悪いこと全てが未来世で自分に戻ってくるのです。
誰でもこの世で生き抜いていくことに必死になりますが、今自分が行っていることは過去世で背負ったカルマの結果であり、今やってしまった結果は来世へと受け継がれていきます。人を殺すこと・人の命を奪うことが重いマイナスのカルマだということを理解しておかなければなりません。しかも、殺人で生み出したマイナスのカルマは現世だけでは償うことができないことも忘れないようにしてください。
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なぜ人を殺してしまうのか?
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ここで今一度、なぜ人を殺してしまうのかということを考えてみましょう。誰でも人を殺してしまうことは重い罪になり、警察に逮捕されることは分かっていることです。では、なぜ人を殺してしまうのかその動機について考えてみたいと思います。
1.他人から見下されてしまったため
人を殺してしまう動機の一つとしてあるのは、他人から見下されてしまったため。人は誰にでも大なり小なりプライドがあるものですが、自分の立場を侵されてしまうような差別を受けたり、馬鹿にされた時に感情がたかぶり、カッとなって相手を殺してしまうのです。
2.深い恨みを持ってしまったため
二つ目は深い恨みを持ってしまったために人を殺してしまうというもの。この手の事件は数えきれないほどあります。報復や怨恨が原因となる殺人事件が後を絶たないのです。幼い頃に虐められて、聖人になって相手に仕返しをしたり、交際相手から別れを告げられて恨みを持ち殺めてしまうというケースも。この他には職場で上司や同僚から陰湿ないじめ・虐待を受けて相手の命を奪うということもあることでしょう。このように恨みを抱くシチュエーションは日常生活の中でも少なくないため、いつ自分が罪を犯しても不思議ではないのです。
3.スピリチュアル的に見ると魂レベルが低かった?
それでも人を殺してしまうことはスピリチュアル的に見ていくと、前述の通り、悪因悪果によるものが大きいのです。前世で生み出したマイナスのカルマを昇華するために、この世に転生して与えられた目的に向かって生きていくことが大切ですが、殺人を犯すことは自分の魂レベルがとても低いと言わざるをえません。そのためにカルマを解消するどころかさらに悪いマイナスのカルマを重ねてしまうと理解すべきなのです。